火星深青

日常の想いとか趣味の模型とか

酒とパピコ

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 頂き物のジョニーウォーカーブラックレーベルをグラスに注ぐ。

 ウイスキーにはそんなに詳しくない。興味本位でたまに飲む。時々飲みたい気分になる。味が欲しくなったというよりは、飲んでいるシーンが欲しくなったというべきか。メタ視点からの欲求。

 

 ソファーに移動して、グラスを片手に、読書でもするか。ふふふ、すてきな土曜日の夜。の予定。

 くいと飲むと、少しワンテンポ置いた後に、舌先に複雑な甘味を感じた。冷たいのに、喉を通るとカーッと熱い。ウイスキーはこれが不思議だ。しかも癖になる。うむ、味は、いや、こういうのは味ではなく殆ど樽の香りだとネットで聞き齧ったけど、その辺りはよくわからない。

 

 台所から戻ってきた妻が、ラスイチのパピコをおいしそうに食べていた。俺は横目でそれを見ていた。「すこし、ください」と俺は云った。「あなたはもう、食べました」と、妻は云った。テレビでは、お菓子メーカーの男が涙を流していた。

サイバスターのある生活

 アカシック!バスター!っつってね。

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スーパーロボット大戦外伝からサイバスターが登場。嬉しい。

 久しぶりに人型ロボットのプラモデルを買いました。発売日が待ち遠しくて、ヨドバシの玩具コーナーに発売当日に乗り込んでゲットしてきました。結構ありました。買ってくれ逆に。

 サイバスターのプラモデルはコトブキヤというメーカーが既に出していたのですが、今まで手を付けておらず。しかし今回はついにバンダイスパロボの機体に着手した!ということで、信頼感から迷いなく買ってしまいました。このシリーズはめちゃくちゃ楽しみにしております。どこまで続くのでしょうね。

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 サイバスターはこんな感じの西洋甲冑を思わせるデザインのロボット。このデザインが好きなんですよね。そして形成色が大変良いです。ありがとうございます。

 装甲の青みがかったグレー(シルバー)はイメージにピッタリで、これを自分で再現するとなると相当難しそうに見えました。こうして全体を見ると、グレーの装甲に紫色のフレームと、一見かなり地味に見える色使い。ですがシンプルなぶん、腰についているクリアグリーンの鮮やかなオーブが栄える。オーブの裏側にはハセガワのミラーフィニッシュという、銀色の薄いシートを貼り付けてあるので、よりキレイにキラキラ光を拾うようになりました。

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 今のところ手を加えたのはこのミラーフィニッシュだけ。色分けは最初からキマっているので、既に満足感が高いんです。折角なので簡単フィニッシュ2.0という手軽な塗装方法を試してみようかとも思いましたが、製品そのままのカッコ良さに、もう、いいかなってなってしまいました。感服致しました。

 

 ちなみにサイバスターをまじまじと観察したのは今回が初めてかもしれません。なぜならゲーム中は、派手な演出と共に空をビュンビュン飛び回り、ディスカッター(剣)で相手をズバズバと切り裂く、非常に機敏な動きをする機体だから。サイバスターは風の魔法が使えるので(すごい)、ゲーム中は画面いっぱいに緑のエフェクトがかかることも多く、機体を目で追うのは結構難しかったりするんですよね。

 自分で新しく気付いたところは、襟についている黄色い目とか、めっちゃ怒り肩だったこととか、足が人型の時からもう鳥っぽいこととか、細かいところばかりになってしまうんですが、色々新しい発見があって面白いです。

 鳥足なのは、このロボットが鳥モードに変形するからですね。股間からニュっと鳥の首を出して相手に突っ込んでいくとか、いろいろ突っ込みどころの多い変形だと思っている。ドラゴンに近いかな。

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 HGサイバスターの武器はこのディスカッター1本だ。よくある「本体は完成して、最後に作るビームライフルとバズーカの途中で飽きが襲ってくる」こともない、という点が非常にナイス。可動範囲も広いので、自由に剣を構えてカッコいいポーズを模索しよう。

 

 そんな訳で無事サイバスターをおうちに迎えることができたので、私は満足です。子供みたいに「ここ凄い!」「ここカッコいい!」みたいにはしゃいでしまいました。それではまた次回、ありがとうございました。

 

塗っていいものか迷ったんだ

 

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 以前製作した楽プラのCH-Rが思いのほか楽しかったので、アオシマの同じシリーズから日産GT-Rをチョイスしておかわりしてみた。様々な色を下地として重ねてみたが、最終的な着地はインディブルーにブラックを混ぜた「ネイビーっぽい色」に落ち着いた。

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▲形成色はこんなにキレイなメタリックブラックだった

元々のボディカラーは派手過ぎないメタリック感のあるブラックだった。とってもいい形成色だったので、塗るか塗らないか非常に悩んだ。部分塗装で完成させようとも思ったけど、筆で部分塗装するとプラスチックの軽い感じと色を載せた部分がチグハグになってしまうことも多いので、とりあえず全塗装することにした。

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この楽プラシリーズのタイヤはプラスチックで形成されている。ピンクでも白でも好きな色に塗れるぞ。そしてタイヤの溝はない。マジョレットミニカーみたいにつるんっとしている。俺はゴムタイヤの溝が好きだったのかもしれない。あのホコリを巻き込みまくるゴムタイヤの溝が恋しいぜ。

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ワイパーが豪快に一体形成されている窓クリアパーツ。マスキングシールは付属していないので根性でマスキングするのだ。そんなに難しくはないので。

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こちらはインテリアのヒラキです。アオシマの楽プラはこれが凄いよね。ランナーから切り離してもパーツはこの状態で保持できるので、このままスムーズに塗装に入る事ができます。まんべんなく筆が通るので、筆塗り派にもストレスを与えない素晴らしい設計。シートの裏はSDガンダム並みに肉抜きされているけど気にしない。

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筆でドシドシと下地を重ねた。木のキューブに両面テープを張り付け固定した。

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最後はジャーマングレーで〆ました。(というか結局ジャーマングレイに着地するなら一発目からでもよかったのでは、と思ってしまった!)塗装が済んだら、このままパタパタと中心に向かって折りたたんでいきましょう。一応スナップフィットモデルなので接着剤不要となっていますが、塗膜を厚くし過ぎたせいなのか?うまくフィットしません。こういう時は接着剤だね。つながっている部分を切りはなして接着し直しました。

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ボディーも下地塗装を同時進行で進めていました。どうも…気乗りがしません。前回のC-HRはあんなにノリノリで塗っていたのに、なんだか盛り上がらないのは似たようなことを連続でしているから…?

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進行度60パーセントあたりでしょうか。唐突に「飽き」が襲ってきました。対策として、とにかく終わらせる事を優先。大量に付属していたシールを貼り込み、一応「完成」ということにしました。相変わらずGT-Rはケツがカッコイイです。

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筆塗りなので、筆の跡がしっかりと残っています。皆さんは好きですか、筆の跡。

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もしかして筆塗りの塗膜の厚さならクリアーをかけなくてもコンパウンドで磨けるのではないか、という仮説を立てて研ぎ出しもどきをしてみましたが、上手くいかず。普通に剥げてしまいました。ボンネットはもうハゲハゲです。

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そして今回の萎えポイントがありまして、このクリアーパーツが全然うまくはまらなかったんですよね。前後はバチピタではめられたんですが、両サイドは大きくズレて後部座席に至ってはもう半開きです。分割して個別に取り付ければ解決するのでしょうが、そこまでの気持ちはなかったので放置しました。

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買い直してもう一度挑戦しようかなと思ったりもしたのですが、ううん、窓のパーツがなぁ…。自分の精神状態もあるのでしょうが、いまいち楽しんで製作することができませんでした。まぁ失敗作だな。…失敗作にしては、ちょっとキレイなんだけどな。

この楽プラを寄稿しているサイトで紹介しようと思ったんですが、しかしこのザマではイカン。断念。

ししゃも

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ムスタングの膨れた腹を見てカラフトシシャモのことを思い出す。

 

市場に出回っているシシャモの大半はカラフトシシャモというカナダ、アイスランドノルウェーなどのつめたい海で獲れた輸入品なのです。英名はカペリン。

 

カペリンか。日本で堂々とカペリンを名乗ったカラフトシシャモは売れるだろうか。

 

このまえ行ったコストコの鮮魚売り場で、若い男女が大きな白身魚の切り身を見ていた。「このパンガシウスって…パンガシウスって何だ。美味しいのか?」「わからなぁい。名前がちょっと気持ち悪いよね。食べて大丈夫なの?」

 

「確かに聞き慣れない名前だけどパンガシウスは旨いナマズだよ」と教えてあげたかったけど、果たしてナマズという事実を知って購買意欲が湧くだろうか。ナマズのビジュアルに美味しさ云々の話が届かないのでは。そんなことを想像する。

 

例えばカペリンも、カラフトシシャモではなくカペリンという名で売ったとして「カペリン美味しいよねー私も好き!」となるだろうか。ニッポン人は輸入大国なのに国外の食べ物には警戒心が強いのである。さて、カペリンってどこかの兵器の名前にありそうな語感だな。

 

調べていくと本来のシシャモは今現在でも北海道で水揚げされていて、数が少ないため高級魚として売られているみたいです。

 

セガワの1/72スケール P-51D ムスタングを定規で測ってみると、頭からお尻まで約14センチある。指で尻尾をつまんで卵のありそうな位置を眺めていると、やはり醤油をたらして頭からかぶりつきたいような気持ちになってしまった。

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ハセガワ 1/72 アメリカ陸軍 P-51D ムスタング プラモデル D25

ハセガワ 1/72 アメリカ陸軍 P-51D ムスタング プラモデル D25

  • 発売日: 2011/01/11
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 飛行機ってやっぱり魚にも似てるところあるよなってまた思ってしまった。

カーモデルの筆塗り欲を満たしたいならアオシマの楽プラかもしれない C-HR

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 アオシマのザ・スナップキットシリーズには以前から目を付けていた。1/32というサイズ感は筆で塗装して楽しむ分にはありがたい手頃さだ。さらに初心者マークの楽プラということで組み立てにかかる時間はとても短く簡単だ。組み立てが30分ほどで終わるので「とにかく塗りたい!」と思っていてもバーっと組み立てて直ぐに塗装のステップまで進めるのはうれしい。

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 パッケージの横には塗装不要!接着剤不要!と書いてあるが、ツルツルのガンメタ形成色のボディーはむしろ表面処理不要!と訴えているようだった。今回は黒いサーフェイサーを下地に塗布したが問題なし。塗装可能!接着剤はミラーの取り付けに若干のガタガタが発生するのでそこに使った。接着剤使用可能!

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 最近マシーネンクリーガーを楽しそうに(しかも上手)組み立てているブログを気に入ってよく見ていたので、筆塗り欲がめちゃくちゃ高かった。なので最終的にはタミヤアクリルのダークイエローに着地したいな、と思いつつ、気の向くままに下地を重ねていくことにした。

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 光で透けないように最初に黒で塗りつぶし、次に反射率を上げるために銀を置く。あとは、まぁ好きな色とか余った色を重ねていけばいいんじゃないかな。俺はチタンシルバーの後にチタンゴールドを重ね、マホガニー、ミディアムブルーなどを色々重ねた。塗り欲がひたすら解消されていくので、めちゃくちゃ楽しい。

 しかもこのモデルはタイヤまでプラ素材なので、好きな色に塗れるぞ。ゴム素材も悪くないが、プラ素材は色遊びの可能性を広げてくれる。

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 主に使用した筆は文盛堂の斜めカットの平筆04番。自分でカットしたわけじゃない。こういう形のものが売っているのだ。いつもの平筆も悪くないけど、斜め平筆もとてもよかった。

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 一見使いにくいように見えるけど、手に持って模型を塗るときにこの角度が丁度良く、いつも以上に気楽に平筆を堪能することができたように思う。用途は似ているのに使用感が楽なのはトリガータイプのハンドピースを使った感じ。これはいい。おすすめ。

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 ちょっと分かりにくいけど、スナップキットは接着剤不要のためにシャーシはこのように広げた箱のような配置になっていて、真ん中に向かってパタパタと畳むように折り曲げることによって完成する。スゴイ。しかもこれは筆塗り戦法には大きなメリットがある。シャーシがワンパーツで広げられるので、一々パーツごとに串に刺して塗る必要が無く、平筆でザクザクと塗る進めていけるのだ。これはめっちゃ楽だ。

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 今回はザクザク塗ることを前提としているので、仕上がりはそれなりである。こういうのはSNSの万人受けは諦めた方が良い。ただ、俺のような一部の人間には時として刺さることもあるのだ(えぇ…)。あとシートの裏はガッツリ肉抜きされているよ。

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 スモークで色を指して仮組してみたとき。個人的にはこれはこれで気に入っている。今回はダークイエローで塗ってデカールを貼ったりして遊びたいので、もう少し進めていくことにする。するとこうなる。

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 C-HRが完成した!ノリと勢いのアツい仕上がりだ。マシーネンクリーガーのブログを見ていたので、仕上がりもマシーネンクリーガー風にしてみたかったのです。なかなかカッチョイイ。

 ダークイエローを塗った上から水性ホビーカラーのつや消しクリアーを筆塗りしている。一部光が欲しいところに光沢クリアーを筆塗り。あとはウェザリングカラーのマッドブラウンなどで汚しを入れ、ウェザリングペーストのマッドホワイトでタイヤを泥だらけにした。派手にやったったぜ。

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ワイパーはクリアパーツと一体形成なので注意してください。俺は最初目を疑いました。

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 筆塗り欲を発散できたので満足です。このシリーズは気に入ったので、他の車種も買ってみようと思います。ではまた!

 

  ミハイルに何かお恵み下さいリスト

 

 筆塗りカーモデルの記事がジワ伸びし続けているので、また何かしたいなーと思い数週間が過ぎた…

ドライバーさんの表情はどっち?

Hi!

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ヨ~シヨシヨシヨシヨシ(適当)

「またラリーメカニックセットか…」と思った皆様、ゴキゲン麗しゅう。そうだよ。タミヤのラリーメカニックセットには小物の他になんと5体も人形が入っているのだ。きちんと塗ろと思ったらかなりのボリュームがありますが、1体チョチョイと塗るくらいなら休日に楽しむ分にはちょうどいいと思います。

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円の台座も作りました

 人形用の台座が欲しくなったので、クレオスの木製ベース丸形に合わせてプラバンを切り出しました。ある程度厚みが欲しかったので、厚さ1.2mmのプラバンを丸く繰り抜いて台座に貼る事にしました。

 手持のスーパーパンチコンパスの刃では力不足だったので、ちょっと工夫をします。ある程度グルグル回して円型の溝を作った後、コンパスの幅を変えないように注意して裏側からも同じようにグルグルと溝を彫り、最後にエナメル溶剤をスミ入れのように溝に流し込めば、流し込んだ周辺が脆くなって指でペキっと外す事が出来ます。まぁ、脆くなっているのが都合よく溝だけとは考えられませんが、今の所一応無事です。情景テクスチャーペイントの路面~ダークグレイ~を塗っておしまい!

GSIクレオス 木製ベース 丸型 M ホビー用ディスプレイベース DB003

GSIクレオス 木製ベース 丸型 M ホビー用ディスプレイベース DB003

  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

  

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 完成!最近、この人を「ヨシおじさん」としか表現できなくなってきて他になんと呼べばいいのか分からなくなってきた。気に入ってはいるが、それはそれで心配である。

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 ローカルな板金屋さんみたいな色になってしまった。この人はドライバーなんだけどね。どうも着ている服が町工場の作業服みたいな色合いが似合いそうだなぁって思っていて、我慢できなかったんだ。フフフ…君はどこに行ってもやっていける。きっと危険物乙4くらいは持ってそうだ。

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 今回も一応ホワイトを目の位置に入れた後に、コピックモデラーで瞳を描いてみたのだけれど右目がちょっと失敗してしまって、細々修正したりしていたら左右で結構表情が違う男になってしまったんだよね。

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左から見ると優しそうな顔。「うんうん、いいね良いね。」

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右から見ると厳しい表情「ちゃんとやっておけよ。」

 こうして見ると、あれ?目元も要素の一つではあるけれども、口角の陰影の付き方が結構印象を変えているのかもしれませんね。ニンゲンは良い面も悪い面も持ち合わせている、というテーマではないんですが、こうも変わるものなのか‥‥。

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確認のためパッケージイラストを見たが、君もどういう表情やねん

 そもそも無塗装の彫刻の段階では、このフィギュアがどういう表情をしているのかが読めなかったんですよね。全然分からない。俺たちは何となく雰囲気でフィギュアを塗っている。口元にスジ彫りをして、口角を上げるか下げるかコントロールすればいい感じになるのかな?イラストのおじさんも、厳しく指さしているのか、にこやかなのか絶妙なラインを行っている。ご機嫌なの、不機嫌なの、どっちっすか!?機嫌を窺ってしまうのって苦手なのよね~。思わず日和る。

 

ポケモンセンターオリジナル ぬいぐるみ Pokémon fit マルマイン

ポケモンセンターオリジナル ぬいぐるみ Pokémon fit マルマイン

  • 発売日: 2018/11/24
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
図解入門 現場で役立つ板金加工の基本と実技
 

 

 

約束された勝利の模型、スーパーカーを作ろう!ランボルギーニイオタSVR

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 ここ3週間ほど、ハセガワから発売されているランボルギーニイオタSVRを作っていました。こちらのプラモデルは私が入籍したタイミングでツイッターのフォロワー様からお祝いの品として頂いたものです。価格の手頃さと、箱絵から感じられるヌルッとした独特なフォルムのボディーに魅力を感じて、とりあえず欲しいものリストに追加してあったのでした。無事完成しました。ありがとうございました!

 

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 ボディーは神ヤスで表面処理をした後、ホワイトサフを吹き付けてエアブラシで赤く塗りました。今回はラッカー塗料のエアブラシ塗装がメインです。最近はスジ彫りカーバイトで溝の彫り直しをするのが好きになってきたので、今回もドアや窓枠などのスジ彫りをしておきました。

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 メタルインレットシールという金属の質感に近い銀のシールが付属しています。かなりツルツルで高級感のある光り方をします。カッコイイ!

 シートとインパネは、確かタンあたりを使った気がするんですけど、わ、忘れてしまいました…スミマセン…。

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 シャーシの成形色は黒だったので、つや消しのクリアーを吹きつけてガシガシと接着していきます。ラッカー塗料の「Mr.COLOR GX スーパースムースクリアー」というつや消しのクリアーを使用しました。フッ素が配合してあるお陰で、さらさらとした質感の高級感のあるつや消しに仕上がるので、この塗料はマジでおすすめです。今後ともお世話になりそうなので、私は追加で2瓶購入しておきました!

 

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 ボディー側には塗り分け箇所が結構多めに用意されています。必要な色は黒と銀です。フロントライト周りと窓枠をマスキングしてシルバー吹き付け。ボディーの下半分と、メッシュ部分は黒で塗り分けですね。マスキングが苦手な私にとっては結構カロリーが高くて大変です!!そして今回はあまり途中経過の写真を撮っていなかったので、一気に完成写真へと移行します!申し訳ない。

 

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 いかにもスーパーカーって車を初めて作りましたが、きちんと色分けしてやると組上がったときのカッコ良さはもう約束されているようなものですね。ポンと机に置くだけでイイ。満足感はかなり高いです。しかしこれまでに作ってきたカーモデルの中では一番難しかったようにも思いました。マスキングの難易度の高さや、細かいメッキパーツが多いせいでしょうか。

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 ランボルギーニイオタSVRのカッコ良さの秘密はこのエレガントなデザインのホイールなのかも。このホイールは初めは全てメッキパーツだったのですが、メッキの上からでは塗り分けが出来ず、(面倒が故に)このままメッキホイールを採用するべきかとても悩みましたが、ここは恐らくこの車にとって譲れないポイントだと思ったので、頑張ってメッキを剥がして塗り分けすることにしました!

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 メッキパーツをジップロックか何かに入れて、キッチンハイターを流し込み、しばらくシェイクしていると3分ほどでメッキを落とす事が出来ます。思っていたよりめちゃ簡単で、面倒くさがる必要はなかったと思いました。ハイターから取り出す時は素手じゃなくてゴム手袋をして取り出しましょうね。取り出したら水洗い。パーツを排水溝に流さないようにマジで注意してください。

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 金塗って真ん中だけ丸くマスキングして保護。

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 次に銀塗って~

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 シールを剥がしたら、ああ最高!

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 やはりホイールの塗り分けはして良かったなと思います。イオタは横から見ると真ん中からフロントにかけて穏やかな波のような形をしており大変セクシーでございますね。だめだ、この車好きすぎる…!

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 主に活躍した塗料たちです(一部抜粋)。メインカラーの赤は実はガンダムカラーのMSサザビーレッドでした。このスーパーカーにサングラスをかけた白スーツのシャアが乗っていても違和感が無いというか、めちゃくちゃマッチしている気がします。スーパークロームシルバー2は、メッキを落としたホイールやフロントライト周りに使用しました。エアブラシ推奨ですが、とんでもなく良いシルバーです。それからエナメルのスモークですが、最近は墨入れにはこの塗料を使っています。良い感じです。

 それから、今回は表面処理こそしましたが、トップコートには光沢クリアーではなく半艶のクリアーを吹きつけてみました。実車とは違いますが、模型らしい、しっとりとした仕上がりになって大変満足です。研ぎ出しに使う時間も節約できるので、車模型に半艶トップコートは割とアリなのではないかと思いました。

 

以下、楽しく撮影していた写真をブワァーっと。

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 道具を新しく買いそろえたので、黒背景もなんだかイイカンジです。黒ハイミロンと黒いアクリルボードなのですが、ほんとに買って良かった。写真が楽しいです。

 

 実は今回も細かいところで失敗をしたりしているんですが、まぁこれだけカッコイイ完成品が出来たならもう全部まとめてオッケー。次は何を作ろうかな~と、上機嫌でございます。ここまで見て下さってありがとうございました!!!ではまた!!!