ホーカーハリケーンから学ぶ『丁度いい』の難しさ
折角のブログを開設して、初めて色々な人に評価を頂いたのに、かなり更新の間を開けてしまって申し訳ないです。前回からキャノピーを接着して、デカールを貼り、エアフィックスのホーカーハリケーンMk.Ⅰが無事完成しました。お待たせしましたー!
青と黄色の異様な存在。それがうちのホーカーハリケーン。
歴史的背景は、インターネットで検索すればモノクロの写真とともに戦争の情報も含んだカタチで流れてくる。でも、まぁ、この俺の作った完成品を見たら『空飛ぶタクシー』くらいにしか見えないよね、きっと。実際にかなりコンパクトな機体で、「どうせ小さくて見えないだろう」と思って塗らなかったパイロットも、しっかり確認できてしまったぜ。
マシーネンクリーガーから流用した羽ハートのデカールが見事にマッチしている。最高っすよ。デカールを貼る分量の選択が難しくて(毎回そうなんですよね)悩んで悩んで、結構時間を食ってしまいました。ところでこの写真良く取れてませんか。めっちゃ気に入ってるんですよ。
(背景に夜景の写真を用意するって俺は言ったけど、用意、して、ま、せん、)
実は失敗してしまった所もありまして。
腹側(?)のイエローにエナメルのブラックで墨入れを施したところ、折角のキレイな黄色が、バキバキに主張する黒のパネルラインが際立ちすぎちゃって、台無しになっちゃったんですよねえ。ここが墨入れの本当に難しいところで、そもそも1/72スケールの飛行機では、下手にディティールに期待するよりは、その全体のシルエットを守ったほうがいいんじゃないかって思いました。本当に墨入れ、いる?って一度立ち止まったほうがいいですね。
また、人の視線がどのように動くか、例えば青と黄色の境界線、キャノピーの向こう側の人形(奥まった個所を覗き込みたくなるよね!)、デカールの文字とか、そういった見られるであろうポイントに気を付けていれば、最小限のチカラで魅力的な作品に仕上がるのかな、なんて思いました。
たぶん模型作る人って、写真では上手くできているようで、何かしら失敗&反省はしてると思うんだよね。中々表面には出てこないけど。
ともかく結構イカした作品に仕上がったので満足!
ホーカーハリケーンをこんなデザインにしてるのは、滅多に見られないぜ。『へー、こんな塗り方でも一応成立するんだな。結構面白そうだな。』って思ってもらえたらいいな。筆塗オンリーだしね。俺も今後とも塗りの面白さとは何かを模索していく所存。
反応を頂けて嬉しいので、また次回も宜しくお願いします。ッシャー!
俺のカメラはX100Fだが開放が激甘。まぁ、よしとしよう・・・