火星深青

日常の想いとか趣味の模型とか

オタクのたたかい

男は先の週末、タミヤGRスープラとの勝負がひと段落ついて、やや勝利を確信して一息ついているところである。あまり書くと、次回の完成編で書くことがなくなってしまうのではないかとの心配も俺の中にはあったのだけれど、しかし読みやすい文章量ってのがある。できれば読み手には苦労をさせたくない。

1つのキットが完成して、その雄姿に思いをはせて語る記事は、出来立てほやほやが一番輝く。と考えれば、俺と模型の戦いの記事は、その血がまだたぎっている内に書き記すのもまた正しいと思い、ちょっと書き残すつもりで書いてみよう。

いきなりだが、俺はボディー以外に特に興味が無い。ボディーがリンゴ飴のリンゴだとしたら、シャーシとインテリアは棒だ。現段階では申し訳ないけど、手間の割に成果が合わない。それに、俺が一番模型作りに価値を感じている部分は、筆塗りの工程だ。丁寧な塗り重ねが、成功を呼ぶことを信じています。

 

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たぶん、重ね塗り3回目くらい

先に黒を吹いて、そこからスタートしました。

 

・GXメタルブラッディレッド ラッカー塗料

乾燥がやや早く、筆塗りには少し不向き。今回のメインカラー。メタリック粒子にクリアーレッドを混ぜたような塗料。リターダーを点滴すると、そこだけクリアレッドが除けて、銀色になるのが面白かった。不思議。攪拌すると通常通り使える。乾燥が早く、筆塗りだとすぐにべた付いてくる。しかしがっちりと定着してくれるので、返し筆をしない限りは大丈夫。確かに不向きではあるが、3回ほど塗り重ねればやっとそれらしく見えるようになる。平筆で塗ると、銀の刷毛目がうっすら残る。これは、エアブラシにはない筆塗りの利点で、後のクリアコート後に、奥行きのある銀のパターンを作る事が可能。光の角度によって反射パターンが変わるそれは見る人を楽しませる。

 

タミヤモデリングブラシHG平筆小

万能選手。毛先が柔らかく、乾ききっていない塗膜でも傷つけにくい。極小サイズも使用したが、1/24カーモデルには小さすぎたか、使いづらかった(しかし根気よく一貫して使い続ければ、ムラの目立たない仕上がりになっただろう)。最後まで使える筆だったが、1,2回目の塗装でどうも上手く扱えなかったため、途中からガイアノーツ平筆8番に交換した。

 

・ガイアノーツ FLAT

持っていたが、あまり出番のなかった平筆。本当にガイアノーツ様には申し訳ないのだが、今までガイアノーツの筆はダメだと思っていた。どうもナイロン筆に偏見があって、獣毛、特にあの有名なコリンスキーでないと筆というものはダメなんだと、謎の意固地になっていたのですが、今回真面目に使ってみて凄く良かった。まず、白いナイロン製の筆なので、どこまで筆に塗料が浸透したのか非常に目で分かりやすい。また筆先が中々ばらけず、安定した使い心地をキープした。溶剤が揮発し始めた粘度の高い状態の塗料を柔らかい筆で塗ると、塗り跡が泡を作ってしまうことがたまにある(しかも時間経過で消えない)。しかしガイアノーツの筆ではそれが少なかったように思う。8番の筆はタミヤ平筆小よりもさらに幅の広いものです。重ね塗り3回目以降はこの筆を使いました。当てるのは筆先だけで、かなり寝かせるように動かすと上手く塗れます。

 

 

筆と塗膜の心理戦だ。塗膜を傷付けないように、かつ最短のタイミングで塗り重ねたいワガママをどうにかして貫き通す。そんな戦いでした。あと、なんだか文字に起こしてみると、めっちゃめちゃ楽しんでいる人に見えますね、私。めんどくさいってどこかで思いながら塗り進めていたのに、ガイアの平筆で正解を見つけてから面白さに拍車がかかり、ウイニングランは気楽なものです。

寝ます!駄文ですが、ありがとうございました。

 

 

 

ガイアノーツ 筆シリーズ BF005#8 平筆 塗装用工具 81109

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  • 発売日: 2017/12/16
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
GX215 GXメタルブラッディレッド

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