火星深青

日常の想いとか趣味の模型とか

初めて1/48飛行機の箱を開けた話

今回、タミヤのA-J1スカイレイダーという大型のアメリカの戦闘機を作っている。実際に大型かどうかが微妙にわからない。でも箱を開けた瞬間思ったのは、『デッケェ!』シンプルにその一言だった。袋に包まれたプロペラや翼が、今まで作ってきた、例えば600円位で買えるような一回り小さい飛行機なんですけど、それらと比較してパーツのデカさが全然違う。特にプロペラなんて一番先に目に入ってきたんですけど、なんだこれはって笑っちゃいました!ビッグボルフォッグのムラサメソードかな?

以前から1/48スケールの戦闘機はメジャーなラインで、タミヤだけでも種類もたくさんあると思うんですけど、ハマる人の気持ちが分かった気がします。最高ですよ、これは。ウォーバードコレクション(1/72スケール)から気軽に入った人が、何となくランクアップしたいなって思ったときに開封作業から感動するって、これホント良く出来てますよ。

 

というわけで少しずつやっていきましょう!例によって今回は完成しねえ。
ただ今日組み上がったので、感情が薄れないうちに書き留めていきたい。

 

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俺は人形塗りが一番のカベだと思う…

難所のニンゲンを突破したので記念撮影。結構上手く行ったと思うんですけど、どうですかね笑 このニンゲンは黒を吹き付けてからスタートしたのだが、特に意味ナシ。その上からマホガニーを筆で全体にシンナー多めで置いていき下塗り。軍服はグリーン系のグレーをランダムに置いていき…と言っても微妙に伝わる気がしない。やってる本人も「なにこれ、今何色塗ってるか分からないけど、ちょっと黄色足してみるか。」とかやっていたので、すんません、全然いい感じにお伝え出来ませんな!

 

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ケイオス ケイオス una sera ケイオス♪

だって絵皿がこれだもの。100均の白いお皿をパレットに使うのは楽しいですよ。ただしグレートーンに寄ってしまうので、鮮やかな色を使いたい場合は、会う程度ちゃんとした使い捨てパレットを使いましょう。あぁ、でも青専用とかの同系色で使うなら、結構いいのかもしれませんね。
この絵皿の面白いところは、古いラッカー塗料でもうすめ液をたらせば復活するところですね!あと開放感があります。軽い調色皿と違って、重量と安定感もありますし、なんにせよ100均の皿なので、好きに使って使い倒してしまいましょう。

肌色が一番難しかったのですが、茶色とホワイトを混ぜたものに微妙な変化をつけてそれっぽく置きました。横山先生の本によれば、白がかなり多めの肌色を用意して、ほんのわずかなグリーンと、ほんのわずかなオレンジを足した2種の肌色で迷彩するように置いていくと書かれていますが、感覚頼りですね俺は。詳しくはMa.K.モデリングブック2の55ページを、どうぞ!ダイレクトマーケティング

 

そうだ、お伝えせねば。俺はこの人形を拡大ヘッドルーペを装着して塗りました。マジで買うべきです。全然違います。2000円程度で買えるはずです。3.5倍までイケるやつがいいです。3倍でもいいと思います。マストです。デメリットは外見がキモくなる事です。人形塗りで真価を発揮しました。耳掛けタイプと頭からスッポリタイプがあります。俺は眼鏡なので頭からタイプにしました。

 

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マジで人間一人が動かす機械なのか?

断面図、というかコクピット周りを先に片づけて接着するタイプの作り方です。ニンゲンよ、お前の後ろのスペース、やたら広くないか?どう考えてもデカいよな。何で空を飛ぶのにここまで大掛かりな機械を用意しなきゃいけないんだ。そこまでして空を飛ぶ必要ある?諦める選択肢もあっただろうに。と、歴史に思いをはせてしまった。ニンゲン対機械の比率が見えてきました。このタイミングでも色々思うことがあって面白かったです。

 

いきなりですが、翼をバシバシと接着してその全貌が明らかに。

 

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すげえカッコイイ

ハー、かっこいい。凄いです、タミヤの1/48傑作機シリーズ。例えば俺が博物館でこの模型と同じものを展示物として見たとするじゃないですか。形成色で。もうこの時点で結構眺めちゃうわけですよ。ハー、これは凄いねえ。良く出来た展示物だねえ。学芸員さんも良く作ったねえって。まぁライティングとガラスケースの補正もあるとは思いますが。それで館内を一通り見て、最後のお土産コーナーに行ったとき、全く同じこれが売ってる訳ですよ。展示物として見たときに、凄く良く出来ていて、ガラスケースの向こう側にあって手の届かないと思われていたスカイレイダーが、まさかの購入可能。
今日机の上に置いたとき、そのくらいの価値を感じました。

実際に本当に展示物として出しても、タミヤを知らない人にはバレるはずもないくらい良く出来ています。これを素手で掴んで触ったりできるのって、凄く幸せなことだと思います。触ったりすることで、模型を愛することもできますし。あぁそうか、だから模型好きって模型が好きなのかな?沢山触れて、好きになる、とか。俺もそれはあるかな。多分あなたもあるはずだ。

 

いつかこのサイズにも慣れ始めて、今日ほど心が揺さぶられる事は無くなると思うけど、初めて一回り大きい飛行機を開封した時の楽しさは、なんとか忘れずに持っていたいですね。もしもこのブログが10年続けていたなら、10年後の俺はこの記事を読め!

 

 

スーパーロボット超合金 ビッグボルフォッグ

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  • 発売日: 2012/04/20
  • メディア: おもちゃ&ホビー