机の上、迷い筆ニョロニョロ
タミヤから2000年9月に発売されたデ・ハビラントモスキート FB Mk.Ⅵ に手を付けています。2000年に発売されたキットと聞いて、あなたはどう思いますか。2000年は平成12年です。俺は2000年を超えていると「おっ、割と新しめのキットじゃな。」とか思うのですが、現在は2020年9月、つまり20年前に発売されたキットという事になる訳で、意識との乖離が激しい。
ちなみにちょっと気になって調べたのですが、2000年の時点ではまだテレビの画面比率は4:3の時代で、まぁそう考えるとちょっとムカシなのかなと、決定的な証拠を前にして納得せざるを得ない感じはあります。(え、でもガンダムSEEDは「最近の」ガンダムですよね。違うのか。そっかぁ。)
モスキートはちょい古いなんて言っても俺には調べるまでコレがいつ発売したのかなんて分からなかったし、パーツの精度の高さからかなり新しめのキットなのではないかと本気で思ったくらいデキが良い。
さてどう作ろうか悩んだ末、ボックスのお手本通り作るとこにしました。実物にはないビビットなカラーにしてみようかとも考えましたが、どうにも独りよがりになりそうだったのでそれはやめた。
最近は筆で塗る機会が減っていたので、筆塗りがしたい!筆塗りの欲が高まっている!あとマスキングはもうしたくない!という事で、まずは下ごしらえ。全体に黒いサーフェイサーをバーッと吹きつけました。
俺は以前、無計画に適当に下地を塗り始めて後悔したことがあった。あの時のスカイレイダーの失敗を繰り返す訳にはイカンのだ。
黒いサーフェイサーが乾いたら、上面から塗り進めていきます。
緑と青っぽいグレーの2色で迷彩を描くように塗り進めていきたいのですが、ミディアムブルーが無かったので手持のグレーにクリヤーブルーを足して調色しました。
タミヤのHG平筆小を使って迷彩塗装をしてみました。普段通り平筆として使ったり、縦にして細い線を描いたり、平筆は色々テクニックが使えるので奥が深そうです。久しぶりの筆塗装だし、ルール無用の迷彩柄だし、作業はとても楽しかったです。
かなり迷いながらニョロニョロと筆を動かしました。お気に入りは機首近くに描いた、目に見えそうで見えないようなギリギリのラインを狙った目っぽい模様です。まぁ、シャチの顔みたいなもんですよ。いいでしょ。
さあ、イカしたデカールを貼ったらもう完成しそうな気がしてきた。ところでこの背中側に描いた流れるような模様がスゲー上手く行ったと思っていて、どうも錦鯉っぽく見えるんですよね。錦鯉とか金魚とか、池で飼われている観賞魚と、小ささ故に上から見る事が多い飛行機模型の楽しみ方はかなり共通点が多いと気付いた。金魚って、ヒレが放射状に広がっていて上から見た時に綺麗な品種も多いじゃないですか。あのシルエットも結構飛行機の翼に似てたりするんだよなって。まぁ、話題が大きく逸れてしまったね。
さて青っぽいグレーを作って塗っていたつもりが、かなりグレーっぽい青になってしまった。青×黒でインパクトが強くなっちゃったんだね。いやこれはこれでいいと思う。迷彩塗装はかなり自由が利くので面白いです。単純に好きな色でやっちゃっても絶対楽しいと思いますので皆さんも是非。
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.47 イギリス空軍 デ・ハビランド モスキート FB Mk.VI/NF Mk.II プラモデル 60747
- 発売日: 1999/12/14
- メディア: おもちゃ&ホビー
美しい生き物の模様はガンガン模型に取り入れていける気がする。