火星深青

日常の想いとか趣味の模型とか

ソ連の襲撃者、塗らせていただく。

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 今日はタミヤの 1/72 イリューシン IL-2 シュトルモビクを作っていた。

 これはウォーバードコレクションの「No.81」のキット。現在発売されている最新のキットは「No.91」なので、まあまあ新しめのキットだろうと思ってタミヤの製品ページを確認したら、発売日は2013年。なんだか俺が思っていたよりも新しくないみたいだ。ちなみに前回製作したスカイレイは「No.41」で、発売日は1998年だという。あれも出来が良かったなあ。

 

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 組み立てていて「流石タミヤの新しめのキットだ、手応えが違うぜ!」などと感動していたのだけれど、あれはスカイレイからの進化を感じていただけなのだな。しかしパーツ同士が組み合わさって予想外の形が出来上がる感覚は、2020年に発売された兵士セットに近いものがある。パーツ単体の精度も高く、バチピタで納まるべきところに納まっていく様は組み立てていて感心した。

 

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 形になった IL-2 シュトルモビクソ連でめちゃくちゃ量産された優秀な地上攻撃機みたいだけど、しかし外見からはこれと言って面白い特徴は見当たらないなあ。丸い細身の胴をしていて、指でつまみ上げた感じがシシャモの腹に似ているな、とか思っていた。うーん、まぁそんなことは良いのだ。

 俺はとにかく塗りたいのだ。シブい色を塗りたい。その日、本棚を漁っていたら、横山宏先生の個展に行った時のパンフレットが出てきた。小冊子ではあるが中身は超濃厚な作品の数々が載っているので、やる気の着火剤になった。ああ、やらねば!

 

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使った塗料はタミヤアクリルのハルレッド。

 さて取りあえず下地塗りだ。下地塗りは多少丁寧さを忘れても問題ないのでいつも楽しい。

 今日は塗料のノビも気分のノリも良かったように思う。実際にノビが良かった理由は、少量のペイントリターダーと薄め液を加えて塗料をサラサラの状態にしたからでしょうね。

 

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実はモデルカステンのドライブラシⅡを持っている。

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穂先はギザギザフワフワしている。

 使った筆はこれ。モデルカステンのドライブラシⅡという筆で、セーブル毛の高級な筆だ。確か模型誌で紹介されているのを見て買ったんだっけ。この筆は手持ちの筆の中で一番高い!その値段、なんと2500円である。消耗品の筆に2500円!?アホじゃないのか過去の俺は。メーカー様もこの値段は適切なんですか!?

 しかもドライブラシ用となってはいるが、ドライブラシとして使うには結構コツがいるというか、どう使っていいのかいまいちわからない筆だった。ドライブラシしたいなら他にも便利で安い筆があるし、どうにもコスパ面でお勧めはできないと思っている。

 でも今回、普通に塗装をする用の筆として気軽に使ってみたら、案外使いやすくて良かった。塗料の含みも、穂先の短さの割にはかなり持つ方だった。毛が柔らかいのにコシがあって筆をプラ地に置いたとき、先端でガサッと塗装面を傷付けてしまう様な感じもしない。

 あれ、意外と普通に使えばいい筆なのかもしれない。今回はこの筆をメインで使ってみよう。やろうと思えばこの筆だけで記事が一本書けるのではないだろうか。

 

 ゲロたかい。

 

 そういえば、話題のモルカーを見ました。5話のラストで、優勝賞品にみんながヨダレを垂らしているシーンが凄く可愛かったです。