ドライバーさんの表情はどっち?
Hi!
「またラリーメカニックセットか…」と思った皆様、ゴキゲン麗しゅう。そうだよ。タミヤのラリーメカニックセットには小物の他になんと5体も人形が入っているのだ。きちんと塗ろと思ったらかなりのボリュームがありますが、1体チョチョイと塗るくらいなら休日に楽しむ分にはちょうどいいと思います。
人形用の台座が欲しくなったので、クレオスの木製ベース丸形に合わせてプラバンを切り出しました。ある程度厚みが欲しかったので、厚さ1.2mmのプラバンを丸く繰り抜いて台座に貼る事にしました。
手持のスーパーパンチコンパスの刃では力不足だったので、ちょっと工夫をします。ある程度グルグル回して円型の溝を作った後、コンパスの幅を変えないように注意して裏側からも同じようにグルグルと溝を彫り、最後にエナメル溶剤をスミ入れのように溝に流し込めば、流し込んだ周辺が脆くなって指でペキっと外す事が出来ます。まぁ、脆くなっているのが都合よく溝だけとは考えられませんが、今の所一応無事です。情景テクスチャーペイントの路面~ダークグレイ~を塗っておしまい!
完成!最近、この人を「ヨシおじさん」としか表現できなくなってきて他になんと呼べばいいのか分からなくなってきた。気に入ってはいるが、それはそれで心配である。
ローカルな板金屋さんみたいな色になってしまった。この人はドライバーなんだけどね。どうも着ている服が町工場の作業服みたいな色合いが似合いそうだなぁって思っていて、我慢できなかったんだ。フフフ…君はどこに行ってもやっていける。きっと危険物乙4くらいは持ってそうだ。
今回も一応ホワイトを目の位置に入れた後に、コピックモデラーで瞳を描いてみたのだけれど右目がちょっと失敗してしまって、細々修正したりしていたら左右で結構表情が違う男になってしまったんだよね。
こうして見ると、あれ?目元も要素の一つではあるけれども、口角の陰影の付き方が結構印象を変えているのかもしれませんね。ニンゲンは良い面も悪い面も持ち合わせている、というテーマではないんですが、こうも変わるものなのか‥‥。
そもそも無塗装の彫刻の段階では、このフィギュアがどういう表情をしているのかが読めなかったんですよね。全然分からない。俺たちは何となく雰囲気でフィギュアを塗っている。口元にスジ彫りをして、口角を上げるか下げるかコントロールすればいい感じになるのかな?イラストのおじさんも、厳しく指さしているのか、にこやかなのか絶妙なラインを行っている。ご機嫌なの、不機嫌なの、どっちっすか!?機嫌を窺ってしまうのって苦手なのよね~。思わず日和る。