シタデルカラー筆塗り ランチア ストラトス
このまえウェットパレットを作りました。100均で売っている小さめのタッパー(500ml)に、同じく100均で買った台所用のスポンジを入れ、スポンジの上にトレーシングペーパーを乗せたら、簡易ウェットパレットの完成。
これに水を入れてスポンジを湿らせておけば、塗料の乾燥を遅らせることができます。適しているのはシタデルカラーやファレホなどの塗料。水性ホビーカラーなどの溶剤系はイマイチ相性が良くない気がします。
スポンジはそのままだと高すぎる気がしたので、カッターで半分にカットしてそれを並べて敷いています。上に敷く紙パレットはクッキングシートでもいいのだけれど、トレーシングペーパーの方が丸まるクセが少なくて使いやすいので、こちらを採用してみました。
せっかくウェットパレットがあって、シタデルカラーが使いやすくなったのだから、何か筆で塗りたくてウズウズするのは自然なことでしょう。
ハセガワの1/24 ランチア ストラトスは以前から作ってみたかったカーモデルの一つです。いかにも速く走るために全力を尽くしている、前方に尖ったスタイルが最高。
特にこの大きな窓の形が凄いんです。ボディーは角ばっているのに、窓だけ滑らかなヌルっとした形をしているのが良い意味で面白過ぎる。今見ても、まるで未来から来たかのような70年代生まれのスーパーカーだと思いました。
下地に黒いサーフェイサーを吹いて下地を作ったら、気持ちよく筆塗りをする準備は完了です。サーフェイサーはガイアノーツのものを愛用しています。
「今回の筆の動かし方メモ」
- 筆を運ぶ方向は、よくある「縦・横・斜め」の塗り重ねではなく、決まった方向にのみ筆を動かして塗り重ねていく方法をとった。今回はスピード感を出したかったので、なるべく横方向のみに筆を動かして塗り重ねていった。
- 使った筆はタミヤのPROⅡ面相筆 細
- 塗りたい範囲を先に筆で囲い、マークシートを丁寧に塗るように塗り重ねた。パネルラインで範囲を決めて、一つ一つを地道に終わらせていくような感じのやり方。
- 自分で塗る範囲を決めて線を引く。その囲ったところを面相筆の先端でひたすら横横横…。ドアならドアだけ集中して終わらせる。ボンネットは3つに分けて塗るなど。地道にやる。
- 塗料は濃いめ。ただボテッとしたままだと流石にやばいので、適量を含ませて先端を整えて、描き始めること。
内装は、いつも通りざっくりです。メーター類のデカールすら貼っていない。あの余白を処理しなきゃいけないのが面倒なんですもの。デナン・ゾンのメインカメラみたいになってしまった。
ブログで書くことを前提としていなかったので、途中の写真が全然なくてスミマセン。これ、最後のパーツです。
テールライトによく使うクリアーオレンジとクリアーレッドは水性よりラッカー系の方が塗りやすい気がしています。いつも通り、ガイアノーツのラッカー塗料に、数滴 Mr.リターダーマイルドを加えて筆で塗っています。筆塗りですが結構キレイです。
黒背景でも撮ってみました。シブい…ランチアストラトス、カッコよすぎるぞ。
今回は記事にすることをはじめから意識しないでノビノビと作ってみようと思っていたので、途中経過の写真が極端に少なくなってしまいましたが、満足のいく着地が出来たと思います。
興味がありましたら、皆様もぜひハセガワのランチアストラトスを手に取ってみてください。多分、意外と小さいんだなって気付くはずです。2人乗りの車だしね。あと結構安い。あとボディーとシャーシの合体がヤバイ。ぶっ壊しそうになります。
最後まで見ていただき、ありがとうございましたー