火星深青

日常の想いとか趣味の模型とか

流し目のサンシャインイエロー

 愛着は後からやってくる。だからそんなに心配することはない、お前はそのポケモンに好きなニックネームをつけてもいい。お前の好きなニューバランスを選べ。慣れたころに気に入ってくる。きっと後悔はしないはずさ。俺は、ウム、そうだなぁ~。

 

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まさかのガイアノーツのサンシャインイエローである。

(ところで何だか顔に見えませんか。エイのスマイルじみたものを感じる。)

 

 前回俺はHAWKER HURRICANE Mk.Ⅰという機体に、箱絵、史実を全く無視した深い青を上半分に塗ったのであった。ラッカー塗料が乾燥し、濡れた青が落ち着きを見せたころ、さて下半分は何色に塗ろうか考えていた。まぁ無難なのはグレーだの銀だの白だのだ。これらは出しゃばりすぎることはなく、安定した落ち着いたカラーだ。うん、まぁ、たぶん経験上そんなにマズイ合わせではない。

 

 筆を機体に置いた瞬間、「あ~あ、やっちまったなぁ~。でもこの結果がどうなるかちょっと気になるしなぁ。やってみようぜ。」って、スゲー複雑な思いがよぎった。仕上がりはキッズ感が強く、心の中ではハッピーセットのおまけ、魚博士のギョギョカラーなど、やっぱりどちらかというとよい子のおもちゃ的なイメージしか湧いてこなかった。だから言ったじゃん、計画的に色は塗れよって。ホーカーハリケーン先生には申し訳ないことをしたと思った。すまん、お前、イラストではこんなにかっこいいのにな。箱の裏見ろよ、貴様はこのメッセージを受け取ったにも関わらず、俺は俺のゲージュツセーとやらを過信してしまった。

 

 だがこいつには不思議な魅力があった。皆さんは飛行機を組み立てた後に、機体側面を摘まんで空中を駆け回らせたりはしないだろうか。俺はしたよ。導かれるように。そういう決まりになってる。実際にこいつは今、俺の目の前にある。状態もおんなじだ。いいか、やってみるぞ。

 

 …… …… (ちょっとたのしい)

 

 堪能した。そもそも俺は子供の頃、プラレールに電池を入れて電動で走らせるより、自分の目線をぐっと下げて手で動かしては眺めるのが好きな子供だった。つまりプロです。お前もプロなんだろう、知っているぞ。

 まぁブーンとやってみたところだね、こいつがクルッと腹を見せるたびに、なんか感動してしまうんだよな。おおっ、キレイ!みたいな。浅すぎる感想。俺は俺を救えない。しかしこれをきっかけにこの俺の飛行機、好きになれそうです。

 

 長くなってしまってすまん。最後にこの写真を見てほしい。ついさっき、撮ったものだが、俺はこの一枚からさらにこの子が好きになりそうだった。

 

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ヒャッホウ!!おいおいこいつは夜の大都会を飛んでいるかのようだ!!

下からライトを当てて撮影することによって黄色がバリっと!青は更に深く!

これがお前の真の力だったのか!?オシャレかつカッコイイ…

 

 後ろの写真立ては、もうギョギョカラーにしか見えないから、後ろに海の写真でも飾って並べたらネタ枠としては活路を開けるんじゃないか?と諦め根性で用意したものだったがこれは路線変更。夜景だ。夜景にしよう。間違いない。今すぐ用意しろ。すんげえセクシーだ。それでいてモダンアートっぽくもある。すき、すきすきだぁ~いすき。ごめんね今まで悪口とか言って。いや、ハコフグ君のことを悪く言ってるわけじゃないぜ。

 

 さて、見ての通り俺の模型は進みが悪いんだ。次回はキャノピーとか付いていると思うよ。だた今週末は予定があるんで、あまりプラモとかできないんだよなぁ。ちょっと間が空きそうだけど、次回もまた来てくれ。俺は少ない何人かの友人に手紙を書く感覚で、ブログを続けていく予定だからさ。