火星深青

日常の想いとか趣味の模型とか

パークグリーン映えるS30エアロカスタム完成!

 ↓前回の様子。負けそう、くじけそう。でも、今回は完成編です。

mihairu.hatenablog.com

 

 アオシマから発売されているザ・モデルカーシリーズから、ニッサン S30 フェアレディZエアロカスタム`75 が遂に完成しました。写真の構図は model・cars という専門誌からパクっていくぞ。

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▲ドギャァァァ~ン!随分カッコ良くなったなぁ。

 以前製作したR34と同様に、水性塗料(タミヤクレオス)での筆塗りが一通り完了した後、水にリターダーを少し加えた水性ホビーカラー光沢クリアーを平筆で2,3回塗り重ねた後、乾燥させるために1週間ほど放置していました。その間にランプ類各種、サイドミラー、ナンバープレートなどの小物類をちまちま作って準備しておきました。左右にサイドミラーを取り付ける位置にはガイドが無かったのでめちゃくちゃ難しかったです。

 ウインカーやブレーキランプには、水性ホビーカラーを使ったり、ハセガワのクリアーオレンジフィニッシュを使ったり、色々試しながら作りましたが、発色とツヤ感はガイアノーツのクリアカラーが一番良いなと感じました。この間、ラッカー塗料はほぼ全て実家に送ってしまったので、クリアカラーだけ買い足そうかなと思っています。研ぎ出しは手軽に艶を出したかったので、ハセガワのセラミックコンパウンドを使いました。やはり使える優等生。

 

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 ハイキューパーツのスポンサーロゴデカールをメインに色々組み合わせたりしています。単色でやりきる自信が無かったので頼らせていただきました!結果的に鮮やかなボディーカラーにクリーンなデカールが上手く馴染んで、これはこれでありな雰囲気になってくれました。

 

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 メインカラーはパークグリーンにシルバーを少し混ぜたものです。緑色の公衆電話に似ていると思ってはいけない。窓枠のモールもこのシルバーを使っています。フロントバンパーには黒を下地にタミヤのガンメタルを塗っています。

 

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▲裏側は何も塗っていません

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▲筆ムラチェック!一応あるけどR34よりも上手く塗れた気がします!

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▲内装はジャーマングレーで塗ってあります。目立つハンドルだけはバフで。

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▲今気付きました。またウインカーとブレーキランプの位置が逆なんですけど。は?

 そういえばこのキットは窓枠をマスキングして塗る工程がありませんでした。なので、えっ、フリーハンドか?と説明書を確認しましたが、そもそも塗らなくてもOKだったみたいです。やっぱこの角度が好きなんだよなぁー!プラモデルならではですね笑

 

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▲空飛ぶバナーナはMa.Kシリーズから。緑×黄×黒の組み合わせは抜群。

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▲正面。組み立ての粗さがバレる。

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▲てちてち歩くペンギンカワイイ~~

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▲窓は取り付ける前にセラミックコンパウンドで磨いたので多少はキレイに!

 私のS30エアロカスタムはこんな感じになりました。キットの改造はできないので(やり方が分からない)、そのまま組んで筆で塗ってみました。吹き付け塗装はなしでやっているのですが、やはりクリアーコートとサフは吹き付けたいなーと思いました。

 イヤー完成完成!今回もフロントライトを付ける瞬間とボディとシャーシの合体は超楽しかったですね。ここで一気に変わってくるんだと。ん?エナメルで…?墨入れが残っている…?何を言っているんだ……。墨入れも考えたんですが、そもそもスジボリもしていないのに流し込んだら、だるい感じに残って拭き取ったら中途半端に汚くなるのは見えてるんでね!ではまた次回、見に来てくれると嬉しいです。バーイ!

 

 

 ▲みんなはVer.2に期待して買っても良いと思います。フェンダーの窪みがあるすごい。

 

セラミックコンパウンド (TT25)

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モデル・カーズ・チューニング その八 (NEKO MOOK)

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  • 発売日: 2019/07/17
  • メディア: ムック
 

 ミハイルに何かお恵み下さいリスト (お恵み頂きありがとうございました…)

 

 最近コストコ会員になりました。フードコートで売っていたピザ(一切れ三〇〇円)、絶品です。他にも一か月は持ちそうな量の豚バラ肉やベーコンを買ってしまいました。近くに引っ越したいくらい気に入りました。今度は牛タンを買いたい。

マケナイデもう少し最後までハシリヌケテ

 ブログの内容を書くというのは、中々に重たい腰を上げなくてはならない。特に私のようなブログを始めてまだ1年目の男にとっては、ブログを書くという行為は、少し手を伸ばさなければ届かない、日常生活の中の追加コンテンツのようなものであった。溜まった洗い物に気付かないフリをして、とうとう耐えかねてやるように、意気込まなければ書く時間を確保できない。平日は仕事の疲れで休みたい上に、精神状態を回復させるために少しでも遊びたいという欲求を満たすために時間を使っているので、中々ブログ更新というところまでいかないのである。

 

 しかし、これでは困ったことだ。サッと書いて短い時間でアウトプットできないようであれば、そもそも大事に扱ってきた時間も勿体ないし、何より一番危ういのは時間を延ばせば延ばすだけ、内容のある(濃い)ものを書かなくちゃいけない気がしてくることだ。綺麗な写真、構成を考える下書き、下準備をするほどになってしまえば、もう一々思いブログ記事の更新などしたくはなくなってしまうのは良くない。

 

(うだうだ書いてて申し訳ない。書くのが楽しくなってきました。ようやくこの辺で楽しいエンジンがかかってきた。俺はうだうだ書くのが割と好きだ。読んでいる方はたまったものではない。ブログは面白い。)

 

 とは言え最近何か変わったことがあったかと聞かれれば、本当に特に何もなかったので、本当にこれといって書く事が無かった。プラモデルに関しては、見つけたら買うというスタンスをとっていないので、新しくこれを買いましたアピールもできず、模型の記事を書くほどには力が溜まっていなかったのだ。

 

 アオシマから発売されているニッサンS30 フェアレディZ エアロカスタムというカーモデルを、少しずつ進めていた。今思うと、随分と俺の気持ちを振り回してくれた凄いキットだった。喜びも、ガッカリも、どちらも多めに内包していた。今、言いたいことが割と山ほどある事に気が付いてしまった。思い出してしまった。このキットは通販サイトで見かけてから長い間いつか作りたいと狙っていたものだが、いざ購入して箱を開けてみると、俺の思惑と違った点がいくつもあった。その時の気持ちは、俺の「アレッ?」と言う気持ちは、正直期待外れに近かったと思う。

 

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 まずシャーシが過去に電池などが入っていたであろうモータライズなスタイルだったこと。俺は見えないところを塗らない。したがって、塗る予定の無いシャーシの底面がどんなデザインだろうと関係のない話…だったはずだが、これを見て確信した。俺はシャーシが見えないからってどうでもいいとは思っていなかった。タミヤの精密なアレが組みたい、アレが凄く恋しいと思った。

 

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 ちなみにインテリアを貼り付けるとこのようになる。終盤のハウルの動く城が、板と脚だけで動いている状態みたいだ。シャーシがぺらっぺらである。バスタブが存在しないため、ドアの内側パーツがもう無くて、ボディーがそのまま内装になるそんな感じだった。内装はこの後、ジャーマングレーを使い塗装しました。

 

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 ボディーは白成形で、カタチも良くめちゃカッコイイ。取りあえず、シルバーや黒系を塗りたい部分を先にガイアノーツのアルティメットブラックで黒く塗っておきました。ここまではヨシ。

 

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 見るも無残な姿である。完全に配色ミスである。だせえ。良かれと思って塗った色分けが見事にすべて仇となり、俺のモチベーションを掻っ攫っていった。ここでもうやる気がなくなって本気でキットを捨てて次に進もうか迷ったくらいだ。趣味の話ではあるが、しかしこういうところで躓くと割と引きずってしまうのだ。数日悩んだ後に、まだやりようはあると塗り直すことに。

 

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 取りあえず色数を絞ってゴチャついた配色を落ち着かせることに成功した。本当はボンネットの黒も緑色で覆いたかったが、下地による色味の差が出そうだったのでやめました。緑はタミヤのX-28パークグリーンに、水性ホビーカラーのシルバーを少し足したものを使っています。

 

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 デカールを貼ったらきっと何とかなるんじゃないか?と思ってハイキューパーツのデカールをペタペタ。どうにかなりました。この後、平筆で水溶きクリアー一面に塗ってクリアコートしたところ、見事に俺のプラモパワーが回復した。もうカッコイイ。

 

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 そんなこんなで、そろそろ収穫の時期が近付いている。模型的ハーベスト。模型は地味な作業が続くけど、時折ハッと目が覚めるほどの感動を受ける事がある。ウインドウを付けたり、ヘッドライトを付けたり、ボディーとシャーシを合体させたりする時だ。マジで魂が宿るような気がしている。少しずつだけど確実に前に進めたからこそ、そういう快感が訪れる。まだ少しかかるけど(サイドミラーとかウインカーとか)、今から完成が楽しみ。長くなりましたがこれにて。ノシ

 

▲今度バージョンアップして新発売されるそうです。

 

オール筆塗りGT-R③完

 今回は完成編だよ。mihairu.hatenablog.com

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  筆塗り塗装で作るタミヤの1/24ニッサンスカイラインGT-RスペックⅡ(R34)は今回で最終回。まずはやり残したアンダーパネルの塗装を済ませて接着します。

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 タミヤセミグロスブラックに水性ホビーカラーのシルバーを少し混ぜて、平筆で見える部分だけバーッと塗装しました。そしてシャーシにアンダーパネルを接着!ちなみに裏面はこんな感じで、横から見て見えるところ以外は塗装していません。手抜き!時短!まぁホラ、写真に写らないところは、見てる人も気付かないわけだから減点にはならないよ。これは堂々と見せているけど。

 アンダーパネルの一部が後ろのタイヤに干渉する部分があったので、古いニッパーでバキっと乱暴に破壊しておきました。これで全てのパーツが付いたので、ついに完成です!写真を撮る前に、ウインドウに付いた指紋を眼鏡拭きで拭いてあげるか…。ヨシ!

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 ニッサンスカイラインGT-RスペックⅡ(R34)、キットそのままに完成~!正面からもカッコイイ!一部フロントライトのメッキを落として黒を塗るよう指示があった個所があったのですが、難しかったのでメッキパーツそのまま使っています。それでも一応大丈夫っぽいですね。

 おや、もしかして手前のウインカーはクリアオレンジを塗っておくのが正解だったんじゃ…ア、ア、それはね、マ、皆さんが作るときはね、注意して頂けたらと思います、ネ。(今気付いた)

 

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 ちょっとナナメ上から2枚。筆目のシマ模様が割と見えるので、こういうのが苦手な方はエアブラシで楽しんだほうが良いですが、まぁ私は結構気にしないタイプですので今回の仕上がりには大変満足しています。

 

 写真のアングルはホビージャパンエクストラ vol.16 を参考にしています。テーマが「魅惑のネオクラシックカーモデル」という事で、大変参考になる記事がたくさん載っているので、偶に読み返しているお気に入りの参考書です。

 

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 車体を傾けて全体を見てみるとこんな感じです。確かに筆目は分かり易くあるっちゃあるけど、色は綺麗に乗っていると思います。今後やりようによっては筆目が目立たなくなるような方法を見つけて改善する可能性もあるので、やっぱり模型って挑戦のやり甲斐がある趣味だよなあと感じます。

 

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 横から見てもカッコイイ。いつかホイールのカスタムにもこだわったり、車高を変えたりできたらより楽しくなるんだろうなぁと思いつつ、改造工作だけはどうも感性に任せて大雑把にはできない気がして手が出せない。キットそのままに作るのが今の俺には精一杯ですわ。付属のホイールも十分カッコイイですしね。アオシマのチューンドカーシリーズはカスタム車が作れる楽しそうなシリーズなのでいつか作りたいですね。

 

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 クリアー塗装の時に荒れたボンネットは、一応納得できるレベルまで回復しました。ハの字に描いた塗り方が箱根の寄木細工のようで気に入っている。塗り直したせいか、実は他の部分に比べて若干色が薄い。

 

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 ミラーはウインドウパーツに接着するタイプのものでした。いつもの白化しない接着剤「デコプリンセス」を使用しました。サイドのウインカーはマッキーペイントマーカーの銀で、最後にちょこっと塗って終わり。気楽&便利。序盤でフリーハンドで塗った窓枠も、近くで見てもまあまあ綺麗に塗れているでしょ。

 

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 ホビージャパンエクストラによると、リアウインドウは内側からスモークグレーで塗ると、より実車に近付くみたいです。吹き付け塗装禁止だと、どうしたもんか。フィニッシュシートは大きな面積とか、曲面には難しいのでなるべく使いたくないですね。

 毎回思いますが、このリアウインドウが良く見えるアングルが好きです。


 オール筆塗りを実際にやってみると、ちょっと地道に作り続ける時間が少し長く感じるだけで、そこまで難しい作業は無いんじゃないかなと思いました。例えばデカールを貼ってからクリアーを塗るとか、コンパウンドで磨く作業が入るから絶対邪魔になるウイングとサイドミラーはまだ付けないとか、そういった「これを先にやるとどうなっちゃうのか」をビビりながら考えると、たぶん大丈夫だと思います。個人的にはミスしたら直すというより、地雷を避けて通る考えで良いと思っています。リカバリーは萎えるし大変だもんなあ。

 

  さ、そんな訳でね、オール筆塗りで作るスカイラインGT-Rはここで終了ですね。完成おめでとう、俺!このプラモデルはかなり楽しかったです。

 

 

 ミハイルに何かお恵み下さいリスト

 

・おまけ

 最近、PVC背景紙の白を使って撮影するのが楽しかったのですが、久々に前の簡素な環境で写真を撮ってみました。

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 うわあ…思った以上にメッチャ落ち着くう…。実家のような安心感があるんですけど。むしろ家に置いた時の色味はこちらの方が近く、しかも鮮やかに出てますね笑。お馴染み100均で買った謎のSWEET HOMEの木が似合いすぎる。

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 整備士さん、困ったことに白背景だと見えん笑。ではお疲れさまでした。ノシ。

オール筆塗りGT-R②

 

mihairu.hatenablog.com

 

 こんばんは!俺は日曜日の23時に洗濯機を回すミハイル。前回はクリアーを上塗りした段階で慌てふためいていましたが、どうにか落ち着き完成へと向かっています。

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 まずボディー塗装のその後ですが、荒れたボンネットの塗装を少し塗り直して色ムラを整えました。そして上塗りのクリアーに溶剤を入れて塗ると危険という事が分かったので、トラブルを回避するためにクリアーは水で薄めました。クリアー層はぽってりとした厚みが欲しかったので、水の量は筆運びに必要な分だけ、少しだけ。水溶きクリアーの伸びは極めて良好で、かつ下の塗料を溶かさない安心感もあってスイスイと平筆で塗り進める事が出来ました。
 
 これからは、①プラ地を侵さない塗料で墨入れをして溝を確認する(モールドを潰さないため)。②フリーハンドで窓枠を塗装する。③基本塗装には食いつきを良くする為に溶剤とリターダーを加える。④上塗りのクリアーには水溶きアクリルを使用する。⑤磨く、という方法でボディー塗装を進めていけそうだ。
 そういえばコンパウンドで磨くのは一応出来るのだけれど、溝に残ったごみを綺麗に処理できなかったので、お掃除の方法をまたちょっと調べなければいけないなと思いました。

 

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 筆塗りカーモデルで厄介なのは、ウインドウの塗り分けです。通常は付属のマスキングシートを貼り付け、エアブラシや缶スプレーで枠となる黒を吹き付けていくのですが、今回は吹き付け塗装禁止という事で平筆でこれを行わなければいけません。やったことのある人なら分かると思いますが、筆でマスキングの上から塗るとどうなるかと言いますと、塗料がシートの下に入り込む可能性が非常に高くなります。剥がした後に泣きを見るでしょう。
 なので、マスキングシートの上から予め透明なクリアーを塗り、シートとウインドウに生じる僅かな隙間をクリアーで埋めてから黒を塗るという方法で解決しました。詳しいやり方は「nippper」というサイトに寄稿しましたので、是非ご覧ください。クリアーでバリアを貼って、黒の侵入を防ぐイメージですよ。

nippper.com

 

 第5世代GT-Rのテールランプは特徴的な形をしていて最高にカッコイイ。この尻を作る為にこの車を買ったんだと言っても過言ではないのだ!

 

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 さて筆塗りでクリアー系の塗料を扱うのは結構難しい。溶剤を加えるとサラサラと流れて、フチに溜まって色ムラになりやすいのだ。今回ランプを塗るのに使った塗料は、ガイアノーツのクリアーレッドとクリアーオレンジ。ラッカー塗料だね。これを瓶からパレットに分けてリターダーを数滴加え、うすめ液無しで平筆で塗ったところ大変上手く行った。粘度が高い状態で塗ったから色がサラサラ流れる事も無かった。クリアーパーツなので、裏と表を1回ずつ塗れば2重に塗ったように色が濃くなるので結構カンタンだった。テールランプの真ん中にあるウインカーはフリーハンドで慎重に塗り分けた。

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 テールランプを裏側からはめ込んだときが一番テンション上がった。プラモデルに魂が宿った気がした。

 

 ナンバープレートはランナーに付いた状態で色を塗り、デカールを貼った。持ち手が付いた状態で色々出来るので効率的だ。しかしここで失敗してしまう。デカールを貼り付ける向きが上下逆さまだったのだ。しかもフロント、リア共に!

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 特にカーモデルで良く起こりやすいのだが、俺の模型は様々な凡ミスによって不本意ながら不完全な姿で無理矢理フィニッシュする事が多かった。例えばデカールが砕けてボロボロだとか、フロントライトの一部を無くすとか、ウインカーの位置を間違えて塗り分けてしまうとか、そういうトラブルがとにかく多いので、いつしか失敗に慣れ過ぎて悲しいという感覚が錆びついてしまっていたようだ。

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 今回はこんなパターンでコケるんだなーと、失敗を受け入れてぼーっとしていたら、ツイッターの通知から「後ろのピンを飛ばして接着しちゃえばいいんじゃない?」とのアドバイスが!まさに目が覚めるような機転であった。そうだよね、長方形なだけだもの。そんなことにも気付けなかったとは!早速試してみたところ、無事切り抜ける事が出来ました。いやー超嬉しいです。

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 後ろ姿も大分キマってきた。あとはアンダーパネルってパーツを作ったら、このスカイラインGT-Rも完成だ。頑張るぞ。洗濯機はとっくの前に止まっていて、記事を書いていた途中に干してきました。

 

 ミハイルに何かお恵み下さいリスト

 そういえば予約していたピクミン3をプレイしました。ストーリーモードを夢中でプレイしていたら、ちょっと強いなってボスが出てきて、適度な手ごたえを感じつつ遊んでいたら、それがストーリ上のラスボスでした。嘘だろオイ、まだこれから面白くなるところなんじゃないのか…?メインストーリーの薄味にビックリしましたが、まぁ悪くないソフトでした。ううむ…。

オール筆塗りGT-R①

 

mihairu.hatenablog.com

 

 助けてくれ助けてくれ助けてくれ。プラモデル制作環境を一新するために、塗料の吹き付けと言う手段を封印してオール筆塗りカーモデルにチャレンジしています、ミハイルです。助けてくれ。予想以上に難しいかもしれません。記録を残します。今回のサブタイは「ボディー塗装の悲劇」です。

 

 使用したキットはタミヤスカイラインGT-R(R34)です。後姿がイカす王道のスポーツカーですね。今回は不慣れな筆塗りカーモデルという事で、予め失敗を避けるために他のブログを参考にしながら手順を色々考えて実行しました。とはいえ情報はほとんど残っていないので、今までの経験則で出来る限りの予防線を張っていきます。なるべく色ムラが無いようにしたいです。筆目の跡は気にしません。むしろ筆目は好きなので歓迎です。

 

①ボディーの下準備

 シタデルのモールドラインリムーバーを使いモールドを処理した。800番、1000番、2000番のスポンジやすりでざっと磨いて塗料が乗りやすいように荒らしておく。インテリアにはこだわらないので、ボディーパーツの内部を予め黒く塗っておく。塗膜で溝を埋めないように、シタデルのNULN OILで墨入れをしておく。墨入れと言うより、溝を避けるための目印変わりにするよ。

 

②ボディーの塗装

 水性ホビーカラーのメタリックブルーに、タミヤアクリルの黒を少量混ぜたものを使用しました。希釈の仕方は、塗料にリターダー数滴と、水性ホビーカラーのうすめ液を数滴入れて、やや濃いめに調節しながら使いました。うっすい塗料は濃い塗料よりも扱いにくくてイヤなので、色ノリを重視して濃いめで。塗るために使った筆は、安定のタミヤモデリングブラシHGの平筆小と中。柔らかい獣毛で塗膜を傷付けにくいかなと思い採用。

 最初に窓枠から塗装していきます。フリーハンドでチョイチョイと。ソリッドカラーで面積も少なく発色も良いのでこれは簡単。

 ボディーの塗装は難しいと構えていたら、意外と丁寧にやれば綺麗に発色することが分かりました。ガンプラゲルググのシールドを筆で塗る事が出来たら、たぶんその人はカーモデルのボディーも塗れます。塗る回数によって塗料の乗り方が変わってくることが理解できているのなら、1回目のムラムラな塗装で焦る必要はありません。

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▲塗装一回目 べちゃべちゃだけど極端に塗料が濃く溜まっている場所さえなければおk。

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▲塗装2回目 1回目の塗膜を足掛かりにしてようやく色が乗ってくる

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▲塗装3回目 納得のいくレベルまで塗り終えたところ

 平筆は立てて使わない方がいい。いくら塗膜を溶かしにくい水性塗料いえど、圧が強いと下の塗膜をベロっと破壊しかねん。と言う訳で、平筆を動かすときは、筆先をガッツリ集中して観察しながら、ゆっくり力を入れ過ぎないように、筆の腹で塗料を伸ばさないように気を付けながら、やや寝かせ気味で(傾けて)動かすと良いでしょう。とにかく塗膜の状態を把握するために、動かす筆の先を見るという事が重要かなと思います。

 

 ボディー塗装はかなり成功したと感じました。でもこの後のクリアー塗装が地獄だったのです。やらかしました。

 

③クリアー塗装

 最終的にコンパウンドで磨く作業を入れたいので、メタリックブルーの上にクリアーを筆塗りで上塗りしていきます。使用した塗料は水性ホビーカラーH30のクリアー光沢。ここに、先ほど同様、リターダー数滴とうすめ液数滴で濃度を調節して塗っていきます。クリアー塗装を筆塗りとか、初めての試みなので上手く行く気がしませんが、新品の筆と淀んでいない綺麗な溶剤で筆を洗えばきっと大丈夫。そう思っていた俺が浅はかでした。
 使用した筆はBUNSEIDOの平筆No.8の新品。早速塗っていくと…

 

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▲クリアー塗装2回目 下のメタリックブルーが流されて荒れてる!

 ウワッ!ウワワワワ!!最悪です。もう、ズルズルとメタリックブルーが溶けて荒れてしまいました。念のため基本塗装をしてから3日は開けて乾燥させていましたが、一体なぜ(じゃねーだろ!!)。

 

考えられる失敗の原因

・うすめ液を使ってクリアーを塗ったので下地を溶かしてしまった
 クリアーを希釈する際に水を使うのがベストだった可能性がある。しかしクリアーを水溶きアクリルとして塗装した場合、塗料自体が下地に悪影響を出すのかどうか実験していないので、うすめ液から水溶きに変えるのが正解なのかイマイチ分からない。より安全なのは、基本塗装をラッカーにすることか。しかし新しい制作環境ではラッカーをなるべく使いたくないので、出来ればこのまま水性カラーを使っていきたい。

・新品のBUNSEIDOの平筆

 新品の筆は特にピシッとコシが強く、塗膜にダメージを与えやすい。というか、基本塗装をしてから数日後に筆を握ったせいか、基本的な筆の動かし方を忘れていて、かなり下手くそな動かし方をしてしまった。筆のせいではないのだ。寝かせて使わなかった俺があほだった件。しかしできれば筆はもっと優しく、ふわっとした平筆を使うのが好ましいのかもしれない。だがそもそもの原因はうすめ液を使ったことかもしれないので、平筆の性質の前に希釈方法を改善したほうが良いのかも。

 

 や~参ったっす。ボディーを汚くしてしまったので、いま俺の模型パワーはやたら低下しています。このスカイラインGT-Rは完成を目指しますが、上手く行ったとは言えない完成度になるかもしれません。いっそクリアーの上から基本塗装をもう一回やって、クリアー無しでも良いかな、とか思いますがどうなんでしょうね。

 

 「うちは筆塗りでなんとかカーモデルをやりたいんだ」と野望を抱いているみなさん。これが正解だ!っていうのを示すのは難しいですが、これをやったらヤバイっていうのはなんとか書いていけそうなので、引き続き生贄くんとして頑張っていきたいと思います。以上、ミハイルでした。死ッッ!

 

水性ホビーカラー H88 メタリックブルー

水性ホビーカラー H88 メタリックブルー

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水性ホビーカラー H12 つや消しブラック

水性ホビーカラー H12 つや消しブラック

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水性ホビーカラー H30 クリアー

水性ホビーカラー H30 クリアー

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 シャーシはぶわぁ~やって、良い感じにやっときましたんで、大丈夫です。そもそも裏側塗ってないしな。側面しか見えないしな、どうせ!おk!

燻った脳内モデリングとカーモデル制作意欲と駄文

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▲これ、黒サフなしでイケますかねぇ~?の会議


 仕事中、暇があると頭の中でプラモデル作る工程を想像して脳内モデリングをしてしまう人は居りませんか。それ、わしじゃよ。別に気を抜いて作業をしているわけではないんじゃが、3時間も通しで作業をしていて集中力を持続できる人間は居りませぬて。

 

 そんな中で最近よく考えるのがカーモデルの筆塗りについてです。実車のボディーが塗料の吹き付けによって塗装されているので、模型でもエアブラシによる塗装をするのが実車の塗装に最も近く、模型誌などで紹介されている塗装方法としても一般的でしょう。しかし気軽に模型を楽しみたい多くの人達は、エアブラシを持っていない人の方が多いのではないでしょうか。そこまで本気で塗装に取り組むつもりが無いとか、又は塗装ブースを設置するスペースが無いなど理由は様々ですが、エアブラシ塗装は準備をするまでのハードルがやや高いと感じます。

 

 「じゃあエアブラシを持っていない人間は、カーモデルに手を出さないほうが良いのか?」「俺はカーモデルが作りたいんだけど、エアブラシを持っていないから無理だなあ。」

 

 

  そこなんですよ!ツイッターで「カーモデル 筆塗り」で検索をかけると、大体が達人技を持っていないと無理とか、ムラが気になってとても作る気になれないとか、そういう意見を多く見かけました。で、実際にやってみた結果と言うのはめちゃ少ないわけで。

 

 どうして筆を使った塗装が少ないかと言うと、やはり塗り方などの研究がまだ足りていないからとか、実際に綺麗に塗られた作品をネットでも模型誌でも全然見かけないからとか、エアブラシを用いた「塗装の手順」ってのが無いからなのかなと思っています。安心して通れる整備された道と、まだ荒れたままの獣道だったら多少交通費がかかっても整備された道を通りたいように、エアブラシ買って塗装した方がラクやでーってことで。しかもそれは誠に正しい選択でもあります。 

 

 

 しかしだからと言って筆塗りでカーモデルが無理なんて、そんなキッパリ割り切ったら持っていない人やつ買えない人はどうすんだよって、ああ俺は一体何と戦っているのか。GRスープラを作るときも自身の中の何かと戦っていたなぁ。さてどうにも不思議なことに、挑戦している人は少なくない筈なのに、戦いの記録が今一つ残っていないんだよな。成功も失敗もない。この細々とやっている6畳一間みたいなブログですらグーグルの検索に引っかかるのだ。(ちょっと嬉しい!ありがとうございます!)

 

mihairu.hatenablog.com

 

 尚、戦車模型を作るときに使う、錆びたり朽ちたりしているように見える表現方法はそのままカーモデルに応用できるのか、筆ならではの汚しテクニックを用いてカーモデル制作を行っている人達はよく見かける。廃車のジオラマとか、艶の無い古びた塗装とか。(逆は見ない。ピカピカの戦車は見かけない。)

 だが、それはちゃうねん。俺のやりたいことはちゃうねん。ある程度見れるレベルまで奇麗なままで仕上げたカーモデルを作りたいねん。ヨドバシのカーモデル売り場には、たまに車好きのヤンキー風の若者がいるじゃん。そういう元からカッコいいものを求めてやってきた人に、筆塗りなら朽ちた表現がイイよってなんかなぁ、と感じてしまう。でも、缶スプレーが使える環境なら缶スプレーでいいのか。

 

 そういう訳でなんかカーモデルを作りたいって意欲が湧いてしまったので、次回からはタミヤの王道GT-Rをやりたいと思います。あ、何かに怒って始めるのではなくて、自分で勝手に盛り上がって奮起しているだけなので、楽しくやっていきます。筆を使いたくてね。切り札はハセガワのフィニッシュシートシリーズだ。上手く行かなくても、こんな感じになりましたーって完成はする筈ですので!

 

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ピクミン3 デラックス -Switch

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  ピクミン3予約しました。超楽しみ。

思い通りに楽しむ1/72モスキート

 

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 ▲前回のお話

 みなさん、こんばんは。大分時間が空いてしまい、これはやはり更新する曜日を設定して書いたほうが良いのではないかと思いつつあります。前回の記事は、なんと15日前だという話ですよ。急いでやっていきましょう。

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 タミヤ ウォーバードコレクション No.47 デ・ハビランドモスキートが完成致しました。組み立て段階では全く難しいところはありません。間違いなく良いキットです。トップコートでエアブラシを使用した以外は、全て筆塗りで完成させています。

 前回の記事では黒サフ&水色の2色でしたが、緑を加えて迷彩塗装を完成させました。水色はタミヤアクリルのスカイグレイ+クリヤーブルー、緑は同じくタミヤアクリルからディープグリーンを使用しています。(今説明書を確認したら、公式ではダークグリーンとオーシャングレイが指定色になっていました。)腹側はつや消しホワイトにデッキタンをほんの少し足したものを筆塗りしました。

 

 私はあまり説明書の史実に目を通さないので(覚えられないから)塗り終わった後で気付いたのですが、この飛行機はイギリスの全木製高速万能機という事で、実は機体は金属ではなく木材を利用している戦闘機だったようです。うえっ木製っすか!?脆そうであんまりパイロットも乗せないほうが良いんじゃないかなあ…と思いましたが、どうやらホントに防御性能は弱いみたいでイギリス空軍省も渋っていたみたいですね。長所はスピットファイヤより最高時速が速い事と、金属パーツを節約できること。得意分野は偵察。ブラック1色も似合いそうですね。

 

 このプラモデルは私の30歳お祝いの誕生日プレゼントだったので、ちゃんと作りたかったという思いがありまして、一時黒サフの上にグリーンを塗ったときに上手く行かなくて、どうにもカッコ良くなくてこれはオワッタか…?と不安になったのですが、「まだまだイケるっしょ!」とツイッターで励ましを頂き、もう一度向き合って「どうしてダサく見えたのか」の問題点をあぶり出し、塗装を微調整したら上手く行きました。良かった良かった。

 

 最初に黒サフをバーッと吹いて、水色を塗って、その次にグリーンを塗りました。グリーンを塗るときに、少し黒を残した方がカッコイイ迷彩になるかな?と思い、やや黒を残してみたら、なんだかサインペンで線を描いたような感じになってしまいコレがダサかったんですよね。なんだこのジャブロー専用の偵察機は!アマゾン川でしか機能機しないだろこの迷彩!ってね。悲しかったなー。なのでこの黒の境界線をもっと詰めて、少しだけ見える様に調整したら結構いい塩梅になりました。あと最後に水性クリアーを吹き付けて艶を出しています。

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ビフォー



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アフター

 やっぱりタミヤアクリルミニは筆塗するときにサラサラと塗れるので気持ちが良いですね。サフをあらかじめ吹いておくとノンストレスで良いです。それから久しぶりに100均で自作したウェットパレットも使いましたが、みずみずしさを保てるパレットは神っすね。

 

 しかしモスキート、完成したは良いけれど語ることが無いかもしれない…と思っていましたが、毎日チマチマ進めていて、その制作過程に感想が無い訳が無いんですよね。キーボードを叩くのに慣れてくると、数珠繋ぎに話題も出てきますしみんなもツイッターに飽きたらブログで記事を書くと良いです。結構ストレス発散になりますよ!ではまた次回お会いしましょう~。さようなら~。

 

 

  カメラ買ったんすよ!ていうかカメラだけじゃなくて、レンズとスロトボ(モノブロック)買ったんすよ!ハァハァ!友達にそのことを報告したら「買いすぎやろ。コロナストレスでおかしくなったんか?」って言われました!おかしくなれ!おかしくなれば、欲しいものが買えるぞ!

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