使いたい道具を楽しみたい FD3S RX-7①
お久しぶりです。ミハイルです。2月中盤は仕事の方が忙しく、中々模型に触れる事が出来ませんでした。ようやくひと段落したところで、新しい模型に着手していきます!どうせならいい完成を目指したい。やっていこう、押忍!
青島文化教材社 1/24 ザ・チューンドカーシリーズ No.27 マツダ マツダスピード FD3S RX-7 Aスペック GT コンセプト 1999 プラモデル
- 発売日: 2020/10/08
- メディア: おもちゃ&ホビー
今回進めているのはアオシマから発売されているマツダのFD3S RX-7のカスタムモデルだよ。ザ☆チューンドカーのシリーズの一つで、ホイールやエアロパーツがセットで入っているキットですね。ちょっと尖った車を作りたいけど、改造するのが不安な俺にとってはありがたい。
作り方を忘れかけていたので、自分のブログの過去の記事を見返して手順を再確認。こういうときに記録を取っておくと役立ちますね。
①窓枠やドアの既存のスジボリの彫り直し(ハセガワトライツールのケガキ針、スジ彫りカーバイト0.2mm+タミヤの精密ピンバイス)、②やすり掛け(600、800、1000、1500、2000)、③黒サフ。ここまではこの手順で行いました。
スジ彫りカーバイトは新しく購入したツールですが、使いやすくて重宝しそうです。ヌルい窓枠のモールドを際立たせたくて買いました。曲がった線を彫るのは難しいので、そういうところはケガキ針で対応しました。ミスも色々あってあちこち傷だらけにしてしまったので、墨入れの時にヤバイ事になりそうです。
因みにボディーとフロントノーズのパーツはピッタリ合いません。どうしてもヘッドライトの間に隙間が出来てしまいます。
気になるので、仕方なく後ろからエポキシパテを押し当てて隙間を埋めてみました。(サフを吹く前にやるべき)
黒サフが乾いたら、ガイアノーツのフレームメタリック2を吹き付けていきます。うんうん、ちょっと派手にギラついていますが中々カッコいいんじゃないでしょうか。この後はクリアーを一回吹き付けて平面を出して、デカール貼りに移りたいと思います。
今回の車はシルバーのボディーとマットブラックのホイールで作りたいなと思っていたので、付属のホイールに黒を吹きつけたところ、乾いた塗料がぺりぺりと剥離してしまい上手く定着しない。付属のホイールには元々金の塗装が施されていたので、それを剥がすためにツールクリーナー(強力なシンナー)に漬けたのですがこれが大失敗。塗膜どころかホイールの表面までドロドロに溶かしてしまいました。ペイントリムーバーなど、専用の液体があるんですね…orz。
終わった…。途方に暮れていましたが「代わりになりそうなホイールを他から拝借してくればいいじゃない」と気付きました。以前作ったタミヤのポルシェボクスターからタイヤを拝借。
リアはそのまま使えたのですが、フロントはちょっとシャーシに干渉するところがあって、タイヤが奥まで刺さりませんでした。仕方が無いので干渉する部分をニッパーで大胆にぶっ壊しました。ホイールは回らなくなってしまいましたが、これでしっかりと差し込めるようになったぞ。
そして仮組してバランスの確認をしました。そのまま付けただけにしては中々ええんでないの。
黒ホイールとの相性はかなり良さそうですね。この調子で少しずつカッコ良くしていきたいと思います。ここからが長かったりするんですけどね。最近お仕事が不安定だから、ちゃんと時間が取れると良いなあ。
今回は筆塗りでいくべきか、エアブラシでいくべきか凄く悩んだんですが、どうしても今一度ガイアノーツの塗料が使いたい、ラッカー塗料を吹きたいという欲求から、エアブラシ塗装でいくことに決めました。欲求に従った結果、吹いている間はめちゃくちゃ満足感が得られたので楽しかったです。
「注目記事」にオール筆塗りGT-Rがずっとあるのを見ると、筆で塗る記事を求めている人が多いんだなあと実感しますが、スミマセン、今回はエアブラシで。それか誰か筆塗りカーモデルやってくれ!寧ろ俺が知りたいんだから。
青島文化教材社 1/24 ザ・チューンドカーシリーズ No.27 マツダ マツダスピード FD3S RX-7 Aスペック GT コンセプト 1999 プラモデル
- 発売日: 2020/10/08
- メディア: おもちゃ&ホビー
どれもカッコイイよねえ。好きなのをどうぞ。赤と悩みました。
ソ連の襲撃者、塗らせていただく。
今日はタミヤの 1/72 イリューシン IL-2 シュトルモビクを作っていた。
これはウォーバードコレクションの「No.81」のキット。現在発売されている最新のキットは「No.91」なので、まあまあ新しめのキットだろうと思ってタミヤの製品ページを確認したら、発売日は2013年。なんだか俺が思っていたよりも新しくないみたいだ。ちなみに前回製作したスカイレイは「No.41」で、発売日は1998年だという。あれも出来が良かったなあ。
組み立てていて「流石タミヤの新しめのキットだ、手応えが違うぜ!」などと感動していたのだけれど、あれはスカイレイからの進化を感じていただけなのだな。しかしパーツ同士が組み合わさって予想外の形が出来上がる感覚は、2020年に発売された兵士セットに近いものがある。パーツ単体の精度も高く、バチピタで納まるべきところに納まっていく様は組み立てていて感心した。
形になった IL-2 シュトルモビク。ソ連でめちゃくちゃ量産された優秀な地上攻撃機みたいだけど、しかし外見からはこれと言って面白い特徴は見当たらないなあ。丸い細身の胴をしていて、指でつまみ上げた感じがシシャモの腹に似ているな、とか思っていた。うーん、まぁそんなことは良いのだ。
俺はとにかく塗りたいのだ。シブい色を塗りたい。その日、本棚を漁っていたら、横山宏先生の個展に行った時のパンフレットが出てきた。小冊子ではあるが中身は超濃厚な作品の数々が載っているので、やる気の着火剤になった。ああ、やらねば!
さて取りあえず下地塗りだ。下地塗りは多少丁寧さを忘れても問題ないのでいつも楽しい。
今日は塗料のノビも気分のノリも良かったように思う。実際にノビが良かった理由は、少量のペイントリターダーと薄め液を加えて塗料をサラサラの状態にしたからでしょうね。
使った筆はこれ。モデルカステンのドライブラシⅡという筆で、セーブル毛の高級な筆だ。確か模型誌で紹介されているのを見て買ったんだっけ。この筆は手持ちの筆の中で一番高い!その値段、なんと2500円である。消耗品の筆に2500円!?アホじゃないのか過去の俺は。メーカー様もこの値段は適切なんですか!?
しかもドライブラシ用となってはいるが、ドライブラシとして使うには結構コツがいるというか、どう使っていいのかいまいちわからない筆だった。ドライブラシしたいなら他にも便利で安い筆があるし、どうにもコスパ面でお勧めはできないと思っている。
でも今回、普通に塗装をする用の筆として気軽に使ってみたら、案外使いやすくて良かった。塗料の含みも、穂先の短さの割にはかなり持つ方だった。毛が柔らかいのにコシがあって筆をプラ地に置いたとき、先端でガサッと塗装面を傷付けてしまう様な感じもしない。
あれ、意外と普通に使えばいい筆なのかもしれない。今回はこの筆をメインで使ってみよう。やろうと思えばこの筆だけで記事が一本書けるのではないだろうか。
ゲロたかい。
そういえば、話題のモルカーを見ました。5話のラストで、優勝賞品にみんながヨダレを垂らしているシーンが凄く可愛かったです。
スカイレイをレジの横に平積みして推したい
1月末に、ふと自分の好みに寄り添った模型が作りたくなり、以前から気になっていたタミヤのスカイレイを購入した。この飛行機はデルタ翼のジェット機なのだが、鼻先が丸くなっていてキャノピーの形もドーム型に丸くなっている。キャノピーを後ろに向かって目で追っていくと、滑らかに機体の背中に繋がっていく様が美しい。
このスカイレイ、とにかく安いのである。ヨドバシカメラでは688円(税込)だった。あまりにも安いものだから、何をしてても「すげえしっかりしてる…(安いのに)」と、このように感想の裏に(安いのに)が付いてしまうくらいだ。軽い気持ちで追加のトッピングを注文するように、ついつい一緒に合わせ買いをしてしまうくらい安い。
安くてうまい食材ってあるじゃないですか。サンマとかアジとか。サンマは最近価格が高騰していたのだっけ。値段の割に旨味がスゴイというか。あれに近い感覚でした。
スカイレイは付属している水転写デカールも中々のボリュームがあり、品質も悪くない。機体に施されたモールドだって中々の密度で満足だ。安いからって一瞬で味が無くなるガムとは違うんだぜ。噛めば噛むほど旨味が出てくるやべーキットだ。俺はそんなスカイレイを褒めたい。
形成色そのままの仕上げ方、デカールなしの硬派な仕上げ方、デカールを貼った仕上げ方、好きなのを選ぶがよい。
機体の上面にはガルグレーを、下面にはつや消しホワイトを筆塗した。丸いボディーに直線的なモールドがカッコ良く感じたので墨入れにチャレンジしたのだけど、塗膜が溝をところどころ埋めてしまっていたので思い通りとはいかなかった。それでも残った部分はカッコイイので満足。
ガルグレー一色の状態では、まさに軍用の戦闘機といった雰囲気を纏っているが、デカールを貼るとがらりと印象が変わった。俺なんかはパッケージや作例の塗装済み写真を見て、そこに惚れて買ったものだから、作っていてずっと「なんか違うな―」って思っていたんだけど、デカールを貼ったときには霧が晴れたように違和感が解消された。反対に完成間近まで地道に塗り分けなどをする作業は、不安と心配を引きずったままになっていて、これもう止めようかなーなんて思うくらいだった。危なかった!ナイスガッツ。
デカールを貼ると、操縦席からアメリカ人のパイロットが顔を出しそうな気がした。塗り分けも上手く行ったので、その理由もあって機首を横から見るのがお気に入り。
赤いデカールは貼るのがとても難しいので、細かく切り分けるか一部塗装で対応しても良いんじゃないかなと思います。めちゃ雑ポイント。
700円なので気軽に買えるし、同じ機体を複数揃えて飾ったり、作るたびに上手くなる感覚を味わえたりするのかもしれない。そんな訳で2月の初完成品はタミヤのスカイレイでした。またお会いしましょう。
2,3月はちょっと忙しいかしれません!コワい。
基礎を学びたいときの『しっかり!まとまった!文章を書く』を読む。
俺は今まで文章について自主的に勉強をしたことは無かったし、話し言葉として相手に伝わればいいと思って文字を並べてきた。だけど去年から自分のブログや外のサイトへの寄稿など、文章を書く機会が増えてきたので自分の力不足が気になり始めた。
自分のブログを小さく続けていく分には適当でも構わないのかもしれないが、大勢の人の目の前に立つ寄稿先では、勿論最低限恥ずかしくない文章を書きたいと思っている。そこで、初めて文章の書き方に関する参考書のようなものを買ってみたのである。
「しっかり!まとまった!文章を書く」。作者は前田安正さんという、朝日新聞に勤めている人らしい。これはKindle版だったので、スマホアプリから通勤時間や休み時間に読み進めた。
まず第一章は文章を書く人なら知っていて当たり前の「5W1Hを意識して書こう」というお話。うむ、勿論、俺もそのくらいの知識はある。義務教育の英語の授業で習うものな。
つまり「いつ(When)・どこで(Where)・だれが(Who)・何を(What)・なぜ(Why)・どのように(How)/どうした」の話である。
で、次に例文が出てくる。例文「猫を見た」。この短い文章に足りない要素を一つずつ肉付けしていく。
「昨日、猫を見た。」「昨日、飲み屋街の路地で猫を見た。」「昨日、双眼鏡を使って、飲み屋街の路地で猫を見た」。と、ここまでは文章が苦手な人でもなんとか書けるのだが、5番目のWである「なぜ」が無い場合が多いらしい。
なぜ、どうしてという要素は、その理由や原因を書き加えていけばいい。つまり、なぜあなたはその猫を見たのか、その理由を書き加える。例文では、「その界隈の雑然とした雰囲気とはかけ離れていて、目を奪われたのだった。」と続く。
そうすると、次に雰囲気がかけ離れていたのはなぜ?という、次の「なぜ」が出てくるので、今度は猫の印象について詳しく説明する。簡単に説明すると例文では次に「高貴な雰囲気を漂わせていたから」と理由を説明している。
するとまた「なぜ」が生まれた。次の改善分では、高貴な雰囲気を漂わせていた理由について「猫は青みがかった淡いグレーの毛に覆われ、目がエメラルドグリーンだったから」と述べている。
こうして「昨日、猫を見た。」という短い文章は、100字程度のまとまった文章になった。相手の疑問に先回りする形で、「なぜ」を埋めていくと、いつの間にか読み手にも伝わりやすい文章が一つできているのだ。
結構当たり前のことが書いてあったのだけど、こうして例文がずんずんと大きく膨らんでいく様子は、読んでいてとても面白かった。また、それそれの行動の理由を明らかにすることによって、読み手に生じる疑問が解消されるので、スイスイと読みやすい文章にもなっていった。
文章は、相手と面と向かって話す状況と違っている。相手もこれは理解しているだろうという認識を捨てて、自分の見たことや感じたこと、その理由や原因を付け足していくことが基本みたいだ。まぁ、言われてみればそれはそうだよなあという感じである。
第一章から中々面白かったので、そのあとも全部読んでしまった。大学生の時、履歴書に何を書いたらいいのか分からず困っていた時、これを読んでいれば苦労は半分になったんじゃないかなぁと、当時の苦しみをニガニガしく思い返していた。
この本で書かれていたことは、ブログでもなんでも使えるだろう。ただ、下手をこかない無難な文章はカバーできるかもしれないけれど、読み手を引き付けるキャッチ―なテクニックなどは載っていない。そういうのが欲しくなった時は、また別の本をまた読んでみたいと思う。
そして、模型も文章も、カッチリした型があるようで実はグニャングニャン自由自在なところが面白いよな。実験のし甲斐があるというか、弄り倒す楽しみがあるというか。そういうフィールドが用意されていて、さあ!好きにしていいぞ!みたいな自由が大好きだ。
俺の日常に伸びしろがあるとすれば、この文字を書く事、何かを作る事だけだ。
MENG KIDS Tu-2を箱から取り出そう。
1月末に自宅のパソコンから注文していたモンモデル(MENG MODEL)のキットが届きました。数か月前に他のブログで買っているのを見かけて、それ以来気になっていたからです。モンモデルと言うのは中国の模型メーカーです。戦車や航空機や戦艦などのスケールモデルを扱っているメーカーですが、その中でも丸みを帯びたフォルムが特徴のモンキッズ(MONG KIDS)シリーズが面白い。
私が買ったのはTu-2という爆撃機。箱絵から分かる通りモンキッズの飛行機はカドが丸いSDガンダムのような造形です。(直球で「スーパーディフォルメ」と書こうとしましたが、元々SDガンダム用の造語らしいので避けた方が良さそう。)組み立てに必要な工具は切り離すためのニッパーと、必要ならゲート跡処理用にデザインナイフくらい。接着剤は不要の、所謂スナップフィットのキットです。
箱の質感が日本のプラモデルの箱とはちょっと違っていたのが気になりました。固めの段ボールを使っているかのような素材感で、強度がありそうです。表面はツルツルさらさら、裏側はザラザラで縦一方向に凸凹があります。箱は上下で別れているタイプではなく、左右から持ち上げるキャラメル箱なのも中々見かけないので面白かったです。
成形色は緑、水色、黒、クリアーの4色。およそ戦闘機とは思えない優しい色をしていますが、キットの丸さとの相性がいいのか不自然ではありません。パーツ点数も少ないので、これなら「何の苦労もなく」短時間でカタチになりそうですね。さっきまでそう思っていたんですね、この私も。
ちなみに中に紙の説明書は無く、箱の後ろ側にカラーで印刷されていました。中国語と英語で何か書かれていますが全く読めない。中国語が分からないという事が分かった。プラモデルの凄いところは図とパーツの番号で指示が済むところですね。言語が理解できなくても、手元のパーツの形と図を見比べれば、なんとか作り手の伝えたかったことは分かりますから。説明書の書き方を考えた人はエライ!
簡単だと思われた組み立ても、ここで一旦ストップ。水色の大きなパーツが上手くはまりません。胴から両翼端まで1パーツで形成されているのですが、胴だけが上手くはめられても、両翼端のほうが若干浮いてしまう。指で押し込んでもギッギッと言うだけで元に戻ってしまいます。
仕方が無いのでピンを切り飛ばして少しヤスリで形を整え、流し込み接着剤で固定しました。黒い爆弾も上下で上手くかみ合わなかったので接着剤で固定しました。「スナップフィットは簡単で子供でもできる!」というのはよく見かけますが、場合によっては大人でも苦戦します。
色々あって1時間ほどで完成しました。可愛い~。大きな窓のクリアーパーツが涼しげです。窓から見える範囲が大きいのと、操縦席を形成しているパーツが無いので、中身ががらんどうであることがモロバレしています。気持ちいいくらい割り切っていますね。
組み立てはこれでおしまいです。作っていく過程で面白いポイントはいくつかありましたが、とても早く組み上がってしまうため、個人的には薄味だったかなーと感じてしまいました。
しかしサクッと仕上がり、プラ色も奇麗で塗らなくても鮮やかだし、ドライデカールを用いる為デカールを貼るのに準備がいらない等、作り手に配慮した丁寧なプラモデルであることは間違いありません。たまごひこーきではない、デフォルメの利いた航空機のプラモデルを探しているときの選択肢としては大いにアリです。また国外のメーカーに触れたいときの第一歩として、モンキッズシリーズは悪くないと思います。
プロペラがすげえ軽やかに回転します。プレゼント用としても良い気がします。
小人ペイント
正月休みの最後の日、兵士Aを塗りました。
兵士Aとは、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズ ドイツ歩兵セットに入っている5人の兵士の内の1人である。銃を片手に片膝をついて遠くを見ているナイスガイ。
芝の状態を見るゴルファーのポーズ。
黒髪に塗ってしまったし、目の色も黒だし、造形以外はデタラメなドイツ人ですが良い顔をしているでしょう。自分は1/48スケールの兵士は無理でも、1/35スケールの兵士なら何とか筆で塗って遊べるギリギリの大きさかなって思います。ヨンパチの兵士はドライブラシをかけると銃身が力に負けて折れまくるのがツライんだ。
ガチャガチャでゲットした墓石の上にナイスタック強力タイプ(両面テープ)を貼って、これを取っ手としました。やたら1/35スケールフィギュアに馴染む奇跡のサイズ。
黒目を描き込めたのはマグレだと思いますほんと。口元の表情も、片方の口角をニヤリと上げた形にしてみたかったんですが、どうも失敗しそうでやめました。左頬はヤケドの後みたいになってしまったなあ。なんかこっち側だけ肌荒れしているんですよねー。しかし少々不格好な方が人間らしくていいかも。
まず黒いサーフェイサーを吹き付けて真っ黒にした後、顔の肌色を取りあえずって感じで入れたんですが、やたら泥人形のようになってしまって一旦やる気が削がれたんですよね。大体の人がここの一手でもう嫌な気分になると思うんですが、後から考えるとまだスタート地点にも立っていなかった訳で、もう少し実験的にいろんな色を重ねてみないとゴールも見えてきませんでした。
タミヤアクリルミニのフラットフレッシュっていう、いかにも一発で人肌が完成しそうな名前の塗料があるんですが、アレをそのまま塗っても泥人形でした。でも取りあえずそのフラットフレッシュをベースとして塗って置いて、そこに少し茶色を混ぜた色を、血管の多そうな場所や影になりそうな場所に少しずつ置いていって、様子見しながら進めたら割と上手く行きました。
シタデルのREIKLAND FLESHSHADEという塗料も肌を塗るのに大活躍しました。茶系のさらさらした塗料で、目鼻のあたりに流してやると陰影がくっきりして綺麗です。眉毛や右目の瞳はコピックモデラー0.02という、かなり細いペンで描きました。
天気のいい日中に、youtubeで真・女神転生Ⅳの実況プレイ動画を聞き流しながら、ゴキゲンに作る事が出来ました。わしは満足じゃ…。
GSIクレオス Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド バイオレット 40ml ホビー用塗料 WC11
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では!また!次回!お会い!しましょう!コンゴトモヨロシク
すばらしきヨンパチ戦車 T-55
新年明けましておめでとうございます。2021年も細々とやっていきますので、見に来ていただける方は今年もまた宜しくお願い致します。
さて現在は二人暮らしなので塗装にも配慮しようと思い、吹き付け塗装を自粛していたのだが、この間プラ地にシタデルカラーを使おうと思い筆で塗り始めたところ、表面で水がはじかれる様に塗料が上手く乗らなかったのでとうとう我慢の限界が来た。という事で押し入れからエアブラシを引っ張り出して黒いサーフェイサーを下地に吹いた。ついでに塗装待ちのプラモデル数種にも吹き付けておいたのでしばらくは安泰だ。ヤッタネ。
出来上がったのはタミヤから発売されている1/48 ソビエト戦車 T-55 だ。1月1日。ある程度やるべき用事は済ませたので、正月は模型趣味にたっぷりと時間を使う事が出来た。今日の夕食は豚しゃぶだったんですよ。飯もうまい、模型も上出来、最高の新年。
黒サフを吹いて、シタデルのベースカラーのグレー系を塗って、NULN OILで影を作り、上から一段明るいグレーをドライブラシでサササッとかけたところです。
そして部分塗装とウェザリングカラー各色をちょんちょんと置いて流していって完成。間の写真が無くてすみません。丸太は肌色っぽい色を先に塗っておいて、その上からウェザリングカラーのステインブラウンを塗ってあげるとそれらしくなりました。
上から見るとこんな感じ。ううむ、カッコいいな。リアリティーの追求というよりは、手癖で演出的なメイクを施す感じで色を置いていったのでメチャクチャかもしれないけど、まぁ大目に見て欲しい。しかしマジでかっこいいな…。
俺は戦車に詳しくない。なので俺は自分で何を作っているのかよく分からないままフンイキで色を塗ってしまった。お許しください。しかしこのメッシュの部分はカッコイイ。黒で塗り分ける価値は十二分にある。後ろのドラム缶は追加燃料みたいです。
このぐるっとボルトで固定されたようなハッチ周りが最高に好きなんですよね。ん?よく見るとギャンの盾に見えてきた。本来はここから兵士が一人顔を出す事が出来るのだが、かわいそうに、俺が誤って蓋を接着してしまったばかりにそれは叶わぬ。お許しください。
何かは知らないが塗りがいがあり楽しい。お気に入りポイントの一つ。接着も目印があり親切だった。
良いコンテナだ。こういう小物は不思議と戦車には馴染む。サイズもシンデレラフィットだしな。そういえばこの戦車には斧とかスコップがくっ付いていなかった。もしかしたらようやく箱の中にしまう事を覚えたのかもしれない。
泥汚れにはウェザリングペーストのマッドホワイトを使ってみた。このマテリアルを使うのは初めてだったけど、ほんとに瓶詰めの泥って感じでした。乾くとホンモノさながらの乾いた泥のような質感に変化した。ちょっとスゴイぞ。
以上、ソビエト戦車 T-55 でした。基本塗装から汚し、完成まで一気に持って行く事が出来てとても満足しています。1/48と言う小さなサイズにも関わらずシャープな造形だったので、ドライブラシで輪郭をなぞったりピンウォッシュで溝に塗料を流し込んだりすると、めちゃくちゃ上達したかのように良い完成品になりました。いつかはアンテナや機銃が何かの拍子に欠損してしまう事も十分に考えられるので、ここに完全な状態のコレを記録します。いやー、写真の撮りがいもあるし楽しかった!結構上手く出来たでしょ。ハッハッハ、また次回!
今、模型が一番エキサイティングな趣味である。超、エキサイティン。